生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

物語が終わっても、彼らの人生は続いていく

火花観てきました。

 

 

東京公演自分的初日どこで行こうかな〜って迷ってたらトークショーのお知らせがあって。まあ無銭だからどうせすぐ埋まるんでしょ〜って思ってスルーしてたんですけど、予約開始日の開始時間過ぎに目が覚めて、なんとなく様子を見に行ったらまだあったのでポチッて寝たという夢を見ました。

昼に起きたら予約確定メールが来てた私「なにこれ…」

 

教訓:寝ぼけているオタクはやばい

 

まあ取ってしまったものは仕方ないので(?)即職場に休み打診して、同日のソワレのチケット取って急遽弾丸で行ってきましたよ!という。

 

トークショーはとても楽しかったです!あれを無料とか太っ腹だな。別にチケ追加特典があったわけでも、チケ持ちしか応募できないとかでもないんですよ…(よしもとの抽選は当日のチケット持ってる人優先だったけど)

興味深い話をたくさん聞けたし、推しくんがとっても楽しそうで、現場で可愛がってもらってるんだな〜ってのが伝わってきてホッとしました。自業自得とは言えスケジュールもかなりタイトで、下っ端なのにあんまり稽古出られなかったのとか精神的にきつかっただろうし。

稽古参加までに完全にセリフ叩き込んで最初の立ち稽古でいきなり台本持たずにやったとか、そういう実力で捩伏せる方向性は相変わらずらしいしかっこいいなって思う。まあ本当はそんな必要ないスケジュール組んで欲しいけどな…

 

 

ええと、舞台の感想についてですがわりとガチで辛辣なことを言ってるので、批判的な意見は見たくないって人とかあの舞台が手放しに最高だった!と思う人は読まないが吉です。読んで文句言っても受け付けませんからね。

あとネタバレに配慮してないのでこれから観るって人も気をつけて。

 

とりあえずのっけから悪口みたいな感想を書いてしまうので、その前に個人的に一番最高だった部分を言っておきますね。

 

全人類あほんだらの漫才を観てくれ

 

まじで最高オブ最高なんですよあほんだらの漫才…。石田さんはもちろんだけど、雄也さんの才能がすごい。完全に芸人さんだもん。M1狙える。

私はあほんだらの漫才と推しくんの顔と演技を観る為に8000円払ったと思ったら後悔は全くないです。円盤出なさそうだけど、もし出るのであればあほんだらの漫才全公演分収録して欲しい、それなら躊躇なく諭吉を差し出す。

 

と、一番好きだったところを褒めたとこで感想を綴ります。

念のため繰り返しますが、個人の感想です。

個人の感想です!!

 

 

 

■脚本がやばい(注:悪口です)

はい。…………負の意味で。

いやあ、脚演がテレビプロデューサー、あらすじのヤバさ、脚演Pの初日前に公開された公式サイト声明が全くの意味不明、挙句苦手な演出家(人間性もだけどギャグセンスが無理)が関わってる…のコンボだったのであんまり期待してなかったんですけどね。それにしても虚無の極み。

特に開始後しばらくの主演と原作者の茶番、大袈裟でなくチベットスナギツネみたいな顔になった。推しが出てる舞台じゃなかったらあそこで席立ってたかもしれん。言っておきますがお二人が悪いわけではないんですよ。まあ原作者さんは大根だけどそれが味になっててコンセプトとしては面白かったと思うし、そもそもそこは予想出来てたことだから。主演女優さんも綺麗なのになかなかに自分を捨ててて最高だった。でも、そもそも捨てさせる意味あったか…?っていう…根本的になんか…

なにがアレって脚本、ウワアこれ面白いと思って書いてるんだろうな〜っていうのがビシビシ伝わってくる。書いてる人間が「面白いでしょwww」って思ってるのが伝わっちゃう時点で笑いとしてダメじゃん…?テレビのバラエティならそれで通じるんかも知れんけど、生のお芝居ではダメでしょ。

マジで推しが出てくるまでの数分間はチケット増やしたのをわりと本気で後悔したし、私これあと数公演耐えられるのかな…って不安になりました。

 

でもまあ話が進んだら(主に劇中劇に入ったら)面白くなっていったので、トータル及第点です。

ただその加点部分が、私的には多分に「推しの演技とビジュアルが最高」っていうのが含まれるので、あの中に推し俳優や推し芸人がいない人は果たして面白いのかどうか、手放しでおすすめは出来ないですね…まだまだチケットあるので興味がある人には行って欲しいんですけど…うん…。

推しに空席を見せたくない気持ちはやまやまだけど、自分自身が絶賛出来ない舞台を人様におすすめ出来るほどわたしは…厚顔ではない…。

いやでも、脚本がつまんないだけなので!(致命傷では)

 

ただ、劇中劇のメインの四人がみんな上手いし面白いので、かなり演者のスキルに助けられてる舞台だなとは思います。台本どおりのギャグシーンまじでつまんないんですけど、それを役者の演技力でかろうじて雰囲気で笑える程度には持っていってる。あと随所に挟まれるアドリブと思われるやりとりは最高に面白い!(ので完全に台本と思われるギャグ部分との差が歴然としていて益々やばい)

メインの神谷徳永はもちろんとして、それぞれの相方もすごく良かった。いやほんと、奇をてらわずに普通にこの四人で原作通り舞台化出来なかったの?という気持ち…。いやまあ大人の事情とかあるんでしょうけどな。

 

■徳永の激情

とにかく徳永くんキレすぎやな…と思って観ていました。

演技がキレッキレとかいう意味ではなく。いや推しくんなのでもちろんそれもありますけど、言葉通りの。

 

推しの激情系演技は好きなんで、そういう意味ではおいしかったんだけど、完全に物語のキャラクターとして見た場合にひたすら「こいつキレすぎやな!?」って思ったし、ネタ合わせのシーンのキレ方はわりと素で引いたし、急にでかい声出してキレる関西人が苦手な人(フォロワーさんに何人かそういう人がいたので…w)には徳永くんちょっと怖いかもしれない。笑

 

神谷と徳永の関係って、先輩後輩というよりは推しと厄介オタクに近い気がした。

初めて会った時に雷に打たれたように惹かれた神谷に対して「理想の神谷像」を押し付けて、そこからズレるとキレる。ファンサ(笑い)もらえなかったからキレる。公式解釈違いにキレる。挙句の果てに泣きわめく。徳永くんは完全に神谷の厄介オタクだったよね……。余談だけど神谷が銀髪にしたあとテレビを見て泣きながらキレるところ、5列目から肉眼で見えるほど鼻水がすごかった。

 

共依存の物語

徳永が尊敬し愛した神谷は、結局最後まで初めて会った熱海の夜に見た「彼のイメージの神谷」だったんだなあ、と思う。徳永がずっと側で見て大切にしていた神谷は、神谷が常に「徳永に見せようとしていた神谷」でしかなかった。そういうところ、本当に推しとおたくの関係ですよね。

でもそんな現実と剥離した「理想の神谷」を支えとして、彼は『芸人』足り得た。

一方で神谷も、自分を全肯定してくれる徳永の存在が気持ちよくて、それに依存していた。

火花が二人の芸人の異常なまでの共依存の物語であることを、原作や他媒体ではゆるやかにしか感じられなかったけれど、舞台の二人は苛烈に演じた。一応全部見ている人間としての個人の感想だけど、原作を含めたあらゆる媒体の火花の中で、もっとも「共依存」が浮き彫りになったのが舞台版だと思う。

 

■売れる芸人とは

私はかつて芸人のおたくだった時期があって、劇場通いなんかもしていました。平凡である自分自身を嫌悪しながらも売れる為に平凡の枠を出ることを選べなかった徳永。ひたすら面白いという理由で自分を貫き通し、結果売れることのなかった神谷。どちらに似たタイプの芸人も、そしてそういう人たちが消えていくのもたくさん見てきました。

多分本当に「売れる」芸人って、神谷にも徳永にもどっちにも振っていない、しかもそれが自然に出来るタイプなんだろうなと思う。

 

神谷の、漫才は一人ではできない(相方が必要という意味ではなく)のくだりはお笑い好きとしても身につまされたなあ。

きっと世の中無駄なものなんてないんだ。

 

■漫才シーン

スパークスの漫才シーンが!!ない!!!wwwww

 

いや、平日客寄せとは言え別立て漫才ライブやる時点でお察しではあったけど、それにしても推しの漫才シーンを一番の期待どころだと思っていた私の気持ちよ。まあ大阪公演は押さえてるのでその時を楽しみにしておきます…。

厳密には全くないわけではなく漫才してるはずのシーンは何度も出てくるけど、略されたりオチのみだったりなぜかパントマイム(???)だったり、唯一ちゃんとネタしてるシーンはテレビの映像設定で途中で本人に切られるし。

ラスト漫才はあれは実質漫才ではないしねえ。あれはあれで素晴らしかったけど。現実に推しコンビにあんなラストライブやられたら、絶対息出来ないくらい引くほど泣くと思う…。もちろん舞台でも泣いたけど、お話だと思って見てるからまだマシな泣き方だったというか。現実で私がスパークスのおたくだったら、本当にあのライブ良い意味でも悪い意味でも無理すぎるし絶対一生引きずる。

 

一方あほんだらはまるまる一本ガチ漫才があるんですけど、これがもう普通に元芸人オタクのお笑い好き関西人の目から見てもめちゃめちゃ面白い。大袈裟でなくM1優勝狙えるハイレベルの漫才なんですよ。まあ片方はガチのM1王者だけどもw

しかも、テレビでもトークショーでも言ってたけどその漫才シーンほぼネタ合わせなしのぶっつけらしくて、石田さんがオチだけ「こう言うて」って雄也さんに伝えて、どんどん勝手にボケていくのに雄也さんが食らいついていくっていう。いやほんとやばかった、まさかこんな舞台(言い方)でこんなにも良質の漫才を見せて貰えるとは。

正直言って作中一番大笑いしたし、ほとんどの客がそうだったと思う。お話だからしょうがないとは言え、これがおもんないと評される世界観歪みすぎでしょって思ってしまうのであんまり面白すぎてもダメな気はしますけどw

マジであほんだらの漫才全収録した円盤出してくれ〜〜

 

■物語が終わっても、彼らの人生は続いていく

エントリのタイトルにもしているように、今回の舞台のオリジナル脚本部分で唯一共感というか感銘を受けたテーマはここです。そもそも火花の原作自体、最終的なテーマが「生きている限りバッドエンドはない」なんだけど、劇中劇という形でそれを掘り下げたことで唯一良かったと私が思ったのはそこがより強く深く印象づいたことかなあと。

 

私はいわゆる二次創作系オタクなので、小説であれ漫画であれ映画であれ舞台であれ思い入れたキャラクターが死んだりしない限りはどうしても「物語が終わったその先」を考えてしまってしんどくなりがち、という話を以前同類の友人と熱く語り合ったことがあります。

これ、おたくの間ではわりと多いと思うんですけど、一般人ってそうでもないんですよね。お話はお話で、完結したらそのキャラクターの話はそこまで、と無意識に割り切ってる人って意外と多くて、こういうしんどさって同じ二次創作系おたく(必ずしも作家サイドというわけではなく、読み専や妄想だけする人も含めた広義の二次創作)にしか理解されないんですけど。

例えばバンビショーの沢登くんのことも私は未だに引きずっているし、彼は死んでしまったけど「死んだあとの人生」の方が長いので、物語の先の彼のことを未だにふと考えてしんどくなってしまう。

火花の神谷と徳永もそれと同じで、火花(原作)の物語は一冊きりで終わりだけれど、でも彼らの人生はその先も続いていく。もちろん彼ら以外のキャラクターたちも、それぞれの人生が続いている。

 

そのことを、台本とはいえ又吉さん自身の口から語られたのは、この作品をこういう形にした意義があったなあと思います。(火花を私に下さいのくだりは必要だったのか…?とかはさておき)

芸人でなくなってしまった徳永くんも、とりかえしのつかないヤラカシをしてしまった神谷さんも、物語は終わっても描かれていないその先の人生がある。

「生きている限りバッドエンドはない」という、徳永くんのおそらく初めての明確に前向きなこたえ。推しの姿を通して語られるそれは、私にとってより説得力を増していました。

 

あんなになった神谷と二人きりで、露天付き個室取ってまで熱海旅行に誘ったもう芸人ではない徳川くんには原作からしてビックリしたけど、舞台版を見て腑に落ちた感じはありました。

熱海は「師匠と弟子」としての二人の始まりの地だった。それは最終的に、お互いの過剰な依存を経ていびつな形で終わってしまったけど。

きっとまた二人は「始まる」んだなあって。人と人として、熱海の花火の下で二人は初めて向き合うんだなあって思ったのです。

 

■おまけ(神谷の対徳永アドリブ)

神谷が前から歩いてきた徳永に「○○かと思ったら徳永か」って声かけるシーンがあるんですが、ここがアドリブらしくて毎回変わります。

私が見た回は「安いモンブラン」だった。120円らしい。かわいい。

その他「マカロンの妖怪」「ブナシメジの妖精」「おいしそうなピノ」「小さい藁葺き屋根」など、なんかこう、まるっとしたシルエットの印象なんだなっていうのはすごいよく伝わってくる。あとだいたいスウィーツかキノコって感じ。

 

■とりあえず推しは最高だった

最高だった。

 

 

 

 

そんなわけで初見のざっくり感想でした。

 

もう何公演か見たらもうちょっと突っ込んで考察したいような、もうあとはひたすらあほんだらの漫才と徳永くんのかわいさだけを堪能し続けたいような…

あっスパークスの漫才回も大阪は両方取ったのでそれの感想は書きたい!

お題箱返信:人様の推しさんを語るシリーズ

こんにちは、私です。

 

推しくんの次の舞台が目前ですが、それにしても初日行かないの久しぶりだな〜ってなんとなく寂しく思……ったけどそうでもなかった、文ステは初日行ってなかった。あれはあまりに日程が飛び飛びだった上にド年末に始まったので、初日の印象があまりない。

基本初日厨なので可能な範囲では初日に行きたい人間なんですけど、今回は時期も悪くて…行けても四月入ってからかなあ。

 

 

お題箱にメッセージありがとうございます!

というわけでお題をいただいたので、人様の推しさんについて語るシリーズ(シリーズっていうほどやったことはない)です。

 

こんにちは、はじめまして。
唐突ですが、私の推しくんの小越勇輝くんについて語ってください!!!
本当に唐突でごめんなさい。こりらさんのブログがどれも面白くて大好きです。良ければお願い致します。

 

ありがとうございます!えっ面白いですか嬉しいです!

 

小越勇輝くん推しさんですね!小越くん!おごたん!好きです!

先日のドルメンXのセーラー服めちゃくちゃ可愛かったですね……。

あと唐突ですけどアメブロのヘッダーの写真がすごい好きです。あの写真めっちゃ良くないですか?確か写真集も撮影されてるカメラマンさんでしたっけ。写真集気になります。

 

自転車では、舞台にドラマにと推しが大変お世話になりました。

特にドラマでは仲良くしていただいたようで、メイキングとか微笑ましかったです。低身長いじられてたけど。小越くんだってそんなに高くないでしょ!w と言いつつ、あの人低身長弄り絶対美味しいと思ってるから大丈夫です(?)

個人的な好みの話なので他の坂道くんを貶とすわけではないんですけど、小越くんの坂道くん、私お世辞抜きでビジュアル面だと一番好きなんですよ。もちろん演技も好きですけど、とりわけ見た目が一番私の理想の坂道くんでして。また真波も贔屓目抜きに推しくんが一番理想の真波なので、ドラマ版、つまり映像という舞台よりもキャラクターの見た目重視の媒体で、あの二人で富士山五合目を見れたの本当に最高でした。

もう思い残すことはない、と言いたいけど二年生編もあの二人でやってほしいですね…難しいかな…。

 

テニミュは1stで他界した亡霊なんですが、なんだかんだ言って2ndはテニミュ茶の間として本公演一公演ずつは観に行ってたので6、7代目のリョーマさんだった小越くんにはそこそこ馴染みがあります。

そんなわけで結構昔から知ってるのもあって、今回お題にお答えするにあたりwikiを見たら若くてビックリしました。に、23!? 23…いやでもそういえば去年の誕生日の時も驚いてたわ思い出した。脳細胞が老いてるのですぐ忘れる。にしてもテニスの頃十代だったんですね…!

テニミュが長かったのと、刀ミュとペダステの印象が自分の中で強かったのですごく舞台の人ってイメージだったんですが実際作品数としてはそんなに舞台には出てられないんですね。ちょっと意外でした。

 

あと小越くんと言えば、ご本人がハイブラ公式をフォローしまくっていることや(禁句だったらすみません…w)公式FC?の月額が界隈では比較的高額な上に会員限定のファンイベントがディナーショーだったりで…なんか身内の間で「おごたん推しはセレブ」みたいなイメージを勝手に抱いてます。本当に勝手なイメージすぎる。

いや単純に金銭面だけで考えると毎月ドカドカ舞台に出てるうちの推しもかかるお金はそんなに変わらない気はするんですが、単純に金持ちってだけじゃなくて言葉通りのセレブというか…w なんか優雅っぽい!(?)

実際どうなのかは知らないので極めて無責任なこと言ってます、すみませんw どうなんでしょうか…?(聞くな)

 

これから映像の方中心になっていくのかな。どうしても自分が舞台畑のおたくなので寂しい気がしますが、客観的に見れば確かに映像向きの役者さんだなとは思います。

でも板の上のお芝居もまた見たいなあ。

 

推しくんとも、舞台でも映像でもいいのでいつかまた共演してほしいです!

 

 

推しと私のモチベが合わない

いきなりですがお題箱にお題くださった方ありがとうございます!

定期的にバグを疑うくらい動かないうちの箱なので、とても嬉しかったです。最初エッめっちゃお題っぽいメッセージ来たな…!?何故私にこれを…!?って驚いたんですが、そもそも「お題箱」じゃん!なんか他の方の返信とか拝見してて、だいたい感想とか相談とかばっかりなのですっかり失念してましたが、本来はお題をもらうための箱でしたね…w

頂いたお題についてはゆっくり語りたいので後日回答させていただきます!

 

 

本日のテーマはタイトル通り。

推しくんと私のモチベが一致しない問題です。

 

作品名は出しませんが(まあバレバレですが)、推しくんが今、初日を目前に控えて全力で頑張ってる某舞台がありまして。

推しがいわゆるてんご系若俳現場では比較的ワガママの利く立場だからってのもありますが、あらゆる直近の仕事よりそれの稽古を優先させてる感じだったし、そもそも解禁前から匂わせまくり、絶対見に来てくださいね!!って散々言いまくってて本人のモチベーションはきっと最高なんだろうなって思います。

思いますが、正直私のこの舞台に対してのモチベはめちゃくちゃ低いです。

 

モチベ上がらない理由はいくつかあります。

 

まず最大の理由は「脚本の原作レ◯プ臭がすごい」ということ。

私この作品、信者ってほどではないけど原作と映画版が好きなんですよ。いろんな媒体で実写化されてる原作だから舞台版では違う切り口で…ってことなのかもだけど、それこそ舞台なんて他の実写媒体に比べて極めて特殊空間だから、ほぼ同じ内容をやっても全然違うと思うんですよね。改変の必要性を感じない。そもそも改変するにしても大胆すぎるというか、もうあらすじ読んだだけで最高に意味わかんなくて「ハァ!?」ってなりました。

主演のテレビ女優接待脚本感満載で…悪いけど別に私はその人を見たいわけじゃないです。いや、純粋に原作からして女性が主人公の舞台での端役なら全然良いんですよ。でも、そもそも原作通りなら推しくんの役が主演なんですけどね…?本来主人公のはずの配役ながら、テレビ女優の接待の引き立て役にされてるっぽいのがいやなんです。挙句、原作者が原作者(本人)役で出演…?なんだそれ??

まあわかりますよ、推しくんが一般じゃまだまだ知名度低いのは。むしろ大抜擢だろうけどもさ〜……。「顔がよくて実力があってそこそこおたくを引っ張ってこれる若手俳優」をほんと良いように使われてる感じですごいモヤッとする。

いや、この件に関してはあくまで内容の話なので、実際見たら名作だった!って手のひら返すかもしれないですけど。っていうか、だったらいいなって今でも思ってる部分はあります。

モチベ上がらない理由2つ目は、大嫌いな某演出家が裏で関わってるのをしきりに臭わせてくること。あの男のことだから子飼いの俳優が出るので勝手に言ってるだけで実際は無関係なのかもしれないけど、それにしちゃ推しにまでしつこく媚びコメントしてくるし、某UPが関わってるし、名前の出てる演出家が元劇作家とは言え現職テレビプロデューサーなのも怪しいと思ってるんですよね…。マジであの男にだけは関わって欲しくないのに、推しの名前出されるたびにテンション下がる。

3つ目は公演時期と、引き受けた時期。推しくんの言葉を信じるなら直近の仕事で一番遅くこの舞台を受けてるんです。すんごい無茶苦茶なスケジュールですよ。チャンスだと思ったのも、作品として出たかったのもわかるけど、正直何考えてるんだとしか思えなかった…。このメンツで推しくんが呼ばれるって、実力が評価されたのももちろんあるとは思うけど、それ以上に「こっち方面」のおたくの集客を絶対期待されてると思うんですよ。でも、前にも書いたけどおたくの財布だって有限だからね。なんでもかんでも全通出来るほどのおたくなんて片手で足りる程度しかいないのに、よりによってシリーズものの主演舞台と時期完全にかぶせて来て、そんで推しくん名義の集客が少なくて「なんだたいしたことねーな」って思われるのは推しくん自身なんだよ…。

 

まあそんな感じで、推しのやる気と反比例するように初日が近づくほど私のテンションは下がってるわけなんですけど。まあそれでも今の私に推しの芝居を見ないという選択肢はないので、最低限行きたいとこだけ先行で押さえて、どうせ一般舞台なら平日チケット余るだろうしギリギリになってやっぱりもっと見たいってなったら増やそう…くらいに思ってました。

 

そしたら、急にアフターイベントが発表されまして。

うん、まあよくあることですよ、売れてない平日に客寄せイベント。そしてそれに駆り出されるおたく集客枠の若手俳優。よくあることです!

でもさあ、漫才師がテーマの作品なのに「本編内で生披露されない漫才のネタライブを公演後にやります」って書かれてて、さすがに目が点になった。

 

えっ ないの!? 漫才シーン!? 本編で!?!?!?

 

5回くらい見直した。いや確かに、芸人が主人公の作品だけど漫才がメインの話なわけではない。ないけどさあ、何のための生の舞台!?!?映画にもドラマにもなったものをわざわざ舞台でやるってそういうことじゃなかったの!?むしろモチベ上がらなさすぎる舞台で唯一期待してたのが「推しの漫才シーンが見れる」だったんだけど、えっマジでないの…本編で……………。

まあさすがに別途ネタライブやることは最初から決まってたんだろうけど、それを売れてない平日公演にぶっこんでくるあたりさあ…しかも東京大阪各二日間ずつしかなくて、二日間とも違うネタやるって、なんかもう…。言葉がなさすぎる。

 

モチベの下降が底辺振り切ってもはやマイナスなんですけど、まあとりあえず該当公演のチケットは押さえました。押さえたんかい。いやでもだって、ここまできて推しの漫才を見ない選択肢ないじゃん……。腹は立つけど踊らされるしかないのもまた悔しいですけど、とりあえず漫才してる推しが違うネタで2度は見れるので当面の安心は得ました。

 

しかし押さえたら押さえたでとんでもない良席が出てですね。いやありがたいけど、とっくに一般発売始まってるわけですよ…平日とはいえ、そ、そんなに売れてないの……………って思って今度は別の意味でめっちゃテンション下がりました。

かなり気持ち的に干し気味だった私が言う資格は全くないんですけど、あんなに頑張ってやる気になってる推しにそんなガラガラの客席見せるのしんどすぎる。

私だって金と暇が有り余ってたらそりゃあどんなモチベ低い舞台でも推しが出てれば全通するけど、取捨選択が迫られる程度の普通の地方貧乏社会人なので、やっぱり自分のモチベを優先したいんですよ。モチベと言っても別に2.5しか好きじゃないわけでもなくて、例えばバンビショーとかはもうめちゃくちゃ楽しみだったし地方人にしては通った方だけど全通したかったって今でも思うし、秋の舞台だって今からワクワクしてて、なるだけ全国の会場回りたくてお金貯めようとしたりしてる。だから別に一般舞台に興味ないとかではなく、単純に目前の現場が私の心に響かないだけなんだよなあ。正直、こっちを増やす金があるなら同時期にやるもうひとつの主演舞台の方を増やしたいんです。作品としてそちらの方は純粋に期待出来るし、推しの役も共演者さんたちも大好きなので。

 

推しと言っても金を払ってる以上はこちらはあくまで顧客ですし、顧客として興味を惹かれないものに金を払う義理は本来ないと思います。

…思いますなんだけど、そんなにも売れてないのか…って思うとそっちの方が病むのが私のめんどくさい厄介なところだよ…。自分のこと比較的ドライなゆるおただと思ってるけど、それでもその程度には推しくんのことが好きなんだよなあ。上からな物言いだけど、がんばってる推しにしょんぼりさせたくない親心みたいな。

やっぱ東京も増やそうかなあ…って思った矢先に今秋に本命舞台の続編が発表されて、その先行が今月末から開始とか(11月の舞台の先行3月に始まるとかなかなか狂ってる)、ほんと!!!財布は有限なので!!!!頼むわ!?!?!?

 

長々と自分語りしましたけど、みなさんは推しと自分のモチベが合わない時ってありますか。もちろん推しならなんでもいい!会えるだけでモチベ最高潮!って人もいるだろうけど、ガチ恋の方の情緒の振れだったり、舞台おたく故に好みがあったり、全然関係ない自分のプラベでしんどい時期など、推し事しててモチベ上がらないことってそれなりにある人の方が多いと思います。

そういう時ほかの人はどういう風に折り合いをつけてるんですかね…?

さよなら、大好きな祖国

祖国とお別れしてきました。

 

 

っていうと海外移住するみたいだけど、通称ヘタライことヘタミュファイナルライブ〜A World in the Universe〜の大楽を見届けてきました。

 

ユニバース。またえらい大きく出たなって話なんですけど、そういうとこもヘタミュらしくていい。

ヘタリアって「世界」をテーマにした規模の大きい作品だったけど、その私たちにとっての広い世界も、宇宙規模で見たらその中のほんの一粒でしかないんですよね。

そもそもこの地球が宇宙の中の些細な一粒で、「世界」って、国家ってそもそもヒトの社会での概念だからそんな地球という星全体から見てもごくごく一部の要素でしかないわけで。

そして(「国」の基準って意外と曖昧なので正確な数はわからないそうですが)300以上はあると言われてる世界の国々の中で、国連加盟国だけでも193カ国。その中のたったひとつ、日本という国に私たちは住んでいます。

この国はこの国で色々と問題を抱えているし、実際政府とか花粉とか夏暑すぎるとか不満は山ほどあるけど、もっと漠然とした感覚で私はとても生まれ育ったこの国が好きです。春夏秋冬四季が巡り、それを五感で感じることが出来る。今はちょうど桜の季節ですね。

東京では初日の17日、大阪では大楽前日の20日に開花宣言がありました。日本さんの粋なはからいって気がするのは夢見すぎですか。でも、桜の咲く頃に、って約束したもんね。 日程的にさすがに桜はまだだよねって思ってたのに例年より一週間以上早くの開花、さすがにエモすぎるでしょ。

 

 

ライブは本当に楽しくて最高でした。思った以上にちゃんとライブだったな!w

ステフェスのハイネでも思ったけど、ヘタミュも2.5ミュの中ではわりと正統派のミュージカルに近い構成の作品なのでライブとは…?ってとこはあったんだけど、実際ライブにしてしまうとちゃんとライブになるの(語彙力…)すごいと思う。本当に本当に楽しかった。最後に素敵なプレゼントをありがとうございました。

 

以前にも書いたけど、私は推しくんはいわゆる憑依型の俳優ではないと思っていて、今まで彼の演じた2.5キャラで「二次元のそのキャラそのものだ」と思ったことは基本ないんです。それは決して推しくんにしか見えないだとかキャラになりきれてないっていう意味ではなくて、彼は配役として与えられた二次元のキャラを取り込んで消化して「舞台版のそのキャラ」として板の上にふさわしい形で出力するタイプの俳優だと思ってるからです。(個人の感想です)

 

そんな中、彼の演じるキャラの中で唯一、初めて見た瞬間から「私の大好きなキャラそのものが現実に存在している」と思ったのが日本さんでした。

だから他に比べて特別だというのも(ほんとは仕事に優劣つけるのは良くないけど)すごくわかる。日本さんだけは「演じてた」のではなく、ずっと彼と一緒にいたんだろうなと思います。

 

島国ロック(正式名称あるけど長いのでずっと呼んでたこれで呼ぶ)で、日本さんが「イギリスさん!みなさん!私、とっても楽しいです!」って満面の笑顔で言ったのが本当にたまらなくて、序盤なのにめちゃめちゃ泣いてしまった。きっとあれは推しくんの本音であると同時に「日本」の本音なんだろうなと。

私は唯一生で見たのがNWなのでNWへの肩入れがどうしても強いんだけど、あれは戦後復興がメインテーマの話なのもあって、作中日本は過去を何度も何度も悔いるんですよね。それがすごく辛くて胸が締め付けられたので、でも、そんな過去の積み重ねが、星の様な桜色のペンラに囲まれてロックを熱唱しながら「とっても楽しいです!」って言える今のこの時代に繋がってるんだなあって思うと、たまらない気持ちになったんですよ。

うまく言えないけど、詳細に言おうと思うとNWの感想を今更1万字くらい書くことになりそうなので割愛します。

 

 

カテコに関しては…まあ色々言われてるけど、とにかくまずカテコだけで一時間超えたのは素直にひどかったね!w 公演四時間半って。LV途中で終わったって聞いてさすがにヒエエってなった。 

でも何が心に響いたって、そのカテコを死ぬほど引き伸ばした最大の戦犯が、今まで散々タイムキーパーを自称して、周囲からも尺に厳しい男と呼ばれてた人だったことです。今日だけは時間をください、って言って一人一人にコメントし始めたこと。彼がこの舞台をいつまでもおりたくなかった気持ち。長い間俳優をやってきて、自分の選んだ仕事の結果とは言え本心では望んでなかったであろうキャス変も経験してきてる彼が、多分初めて自分にとって特段思い入れの強いキャラクターの「別れの場」を与えられたこと、良くも悪くも色んな思いがあったんだろうな。

他のキャストのように、きっといつかまた会える、って言えないところが彼らしいなって思います。自分でも言ってたけど、一見器用そうに見えて、そういうとこほんと不器用だよね。言えないのは、それがあくまで願望であって「約束」ではないから。そんな取り繕うのが上手いようで根っこは素直すぎるところ、数少ない短所だとも思うけどw、私は大好きです。

ぼくは天才でもないし、不器用だし、人の言うことすごく気にするし、ネガティブだし。確実に迷惑をかけるのがわかってたから、断ろうかとも思った。泣きながらそういう本音を、いつものように時が経ってから冗談めかしてではなく、ストレートに今の気持ちを打ち明けてくれたことは初めてで、素直に嬉しかった。うんと若い頃はともかく、少なくとも(推してない期間も含めて)私が知ってる範囲の役者としての地位がある程度確立してからの彼は、板の上で決して演技以外で感情を爆発させることってなくて。あのKMKの時ですら冷静だった推しくんの、年相応の青年としての言葉が聞けたこと、私は嬉しかった。

 

 

もう何言ってんのか自分でもよくわからん!

すっごく寂しいけど、それ以上に推しくんが泣きながら吐露してくれた本音が刺さりまくっててなんかまだ素直に寂しがる余裕がない。今はただ、おつかれさま、っていう気持ちの方が強いからかな。

 

でもやっぱり寂しいよ〜〜〜〜やだよ〜〜〜〜!

ニワカだからこそ、もっともっと推しくんの日本さんを、推しが演じてくれた理想の推しキャラを見ていたかったよ;;推しくんと出会ったおかげでヘタミュと和解して、過去2作見てNWのライビュのチケ取って、次こそはめちゃめちゃ多ステする!って決意した直後にこれが最後です、って言われたショックはやっぱり忘れられない。ずっと追いかけてた人はもちろん別の意味で私なんかよりずっとショックだったと思いますけど…。

でも、突然キャス変を突きつけられるよりはこの方がきっと幸せなんだろうな。推しくんじゃない日本さんと向き合うことを悩む必要もないし、推しくんと比べられる第二の日本さんもいない。今時の2.5界隈でこんな平和なことなかなかないもんね。

 

推しくんが日本さんとちゃんと手を離したから、私もちゃんとお別れしないといけない。

 

色んな奇跡が重なって日本さんがあの場に立てたこと、11カ国揃ったこと。本当に感謝しています。

推しくんは生放送では素直に言わなかったけど、この時期ほんとにいっぱい無理しただろうし、周囲に無理を強いたからそのことで精神的な負担もあったと思う。それでも、断らないでくれて、迷惑をかけてでもあの場所に立とうと決意してくれて本当にありがとう。

日本さんを、ありがとうございました。 

 

 

 

ここからは余談。

話題になってる某俳優くんのあれ、私は自分の推しではないのでとやかく言いたくはないんですけど、現場で聞いた人間としてスルーするのもなんだかなと思うので少し自分の気持ちを触れておきます。

言ったことそのものは決して褒められた発言ではないと思うし、少なくとも(LV含んだ)生の言葉を聞いた、俳優としての彼を応援していた人が怒るのはすごくわかる。言葉のニュアンスの捉え方にもよるけど、応援スタンスも愛情のかけかたも人それぞれだし、「よく正直に言ってくれたね」と思う人も「そんなこと今更言うなんてひどい裏切られた」と思う人も、等しく心をかけて推してきたからの結果だと思うから、どっちが良いとか悪いとかいう話ではない。けどそれ以外の、レポだけ読んだ外野がやいやい言ってるのはなんだかなあって思う。

実際私も完全な外野でレポだけ見たら腹立てたかもしれないから、文字の言葉尻だけで怒ってる人を全面的に否定は出来ないです。でも「自分が推しに同じこと言われたら悲しい」なんて置き換えて言うのであれば、自分の推しが"この場なら"と精一杯の本音を吐露してくれたのに、それを文字だけのレポを見た外野に曲解されて叩かれても辛くないのかな。私だったらそっちの方が辛いけどなあ。

まあそれも人それぞれですね。

!?!?!?

えっ なん

 

natalie.mu

 

へー死神の精度やるんだ〜っ!てのんきに思ってナタリーくんのツイートよく見たらなんかめっちゃ見たことある宣材写真がいてはちゃめちゃに動揺してしまった

当の本人は稽古いってきま〜すっていう一言ツイートだけ残してスルーだったので不意打ちすぎてビックリしたわ!!(今は告知アカからちゃんと告知されていますw)

 

 

おめでとうございます!!!!!!!!

 

 

いや〜ここんとこちょっとなんでそれ今このタイミングで受けたの…って思う仕事も多くてちょっとモヤモヤすることもあったんだけど、ラジオ番組レギュラーといい二日続きで嬉しい解禁が続いてて本当に本当に嬉しい〜〜〜〜;;;;ラジオ!ラジオのことも言いたいんですよほんとおめでとう!!ずっとやりたいって言ってたもんね〜!!しかもソロだと案外生放送と言ってること変わんなかったりするので気心知れた相手と一緒にっていうと普段聞けない話が聞けそうで嬉しい…ラジオは配信もありますのでそちらもよろしくお願いします

 

なんかこう動揺と興奮のままに更新したので私史上最高に文字数のないクソエントリですけどそのうち消すと思うので許してください;;;;

あとなんかいろんなとこ行くっぽいのでお近くの方はよろしければ……