生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

認知とアイドルとお題箱返信

■認知についてのアンケート

こちらのアンケートに回答させて頂きました〜。

 

konamon.hatenadiary.com

 

私の認知についての考えは過去エントリにあるのでまあ気が向いたら読んでくださいって感じなんですけど。

 

何度も書いてるんですが、基本私は認知を積極的には求めてない人間です。推しと私は俳優とそのおたく、それ以上でも以下でもない関係なので。ただまあ、絶対死んでも認知されたくない!!ってわけではないし、ファンサには沸くし推しの顔を近くで見たいし推しと話はしたいおたくなので、普通に接触には「行けたら行く」スタンスでした(必死ではない)。

驚いたのは、推しほどの人気者は仮に顔を覚えたとしてもこっちから「覚えてくれてますか!?」って必死に聞いたりしない限りは認知って曖昧にしとくもんだと思ってたんですよね。だから推しからはっきり認知アピールされた時、幻滅とかでは全くないんだけど「推しは思ってたよりも人間だった…!」という謎の感動は覚えたのでした。なんかもっと神格みたいなイメージだったので(?)。

ファンに対してどうこうとかではなく、「よく顔を出してくれる感じの悪くない常連」に対して「よく来てくれてるのちゃんと知ってますよ!」って伝える事は客商売としては全く正しい判断だと思うので、そう考えたら納得は行くのですけどね。

 

 

今週のお題「私のアイドル」

上記のシェアとお題箱返信でも書くか〜と開いたら、はてブのお題が「私のアイドル」でおっと思いました。

 

私のアイドルは言わずと知れた推しくんです。でも、彼が職業カテゴリとしての「アイドル」かというと違いますよね。彼の職業は「俳優」であります。

でもじゃあ、アイドルの定義ってなんだろう?

今回のはてブのお題としての「アイドル」は、説明を見るに身近な人でもなんでもあなたにとっての広義のアイドル、ということらしいので、まあ推しくん即答です。あと2次元の方のチョロちゃんかな…!円盤3巻のジャケはまじでアイドルだった可愛すぎたありがとうございます。

 

話がそれた。

アイドルってなんだろう?年齢ではないと思う。2016年に消えてしまった私のアイドルは年齢でいうならみんな最高にオッサンだけど、私が勝手にアイドル呼ばわりしているわけでもなくちゃんと世間一般から最後まで「アイドルグループ」の認識であった。というか、某事務所は事務所の成り立ちからして所属してるメンバーは一応は全員アイドルだよね。

若手俳優、俳優と言いつつアイドルみたいな仕事もめっちゃ多い。ぶっちゃけ「俳優」って言うなら本来は演技だけやっとけって話で…。参加しておいてなんだけど、アイドル紛いの仕事や接触が多すぎるよね。

各種円盤のリリイベなんかは、映画の舞台挨拶とかと同じ様なもんだから俳優の仕事に入れていいと思う。個人のファンミイベントも、頻繁でなければアリでしょう。写真集やそのリリイベもギリOKだけど、接触のために何冊も買わせるシステムは「俳優の仕事」としてはどうなのだろう…?ましてやカレンダーのリリースイベントとか初めて聞いた時は本気で意味わかんない文化だなって思った。カレンダーのリリイベってなんやねん。カレンダーだよ???行くけど。

しまいには自分の写真集でも何でもない、数ページ掲載されてるだけの雑誌のお渡し会とか、嬉々として参加しておいてなんだけどぶっちゃけ完全に俳優の仕事ではないなと思う。推し本人はファンとの触れ合いの場はやり過ぎず適度に差し込みたい派って感じですし、別に批判するわけではなくてそれ自体はやるのは全然構わないしむしろファンとしては会える機会を積極的に作ってくれるのは嬉しいです。ただ「俳優」の仕事かって言われると…ンン?

推しに限らないけど、もはや若手俳優ってアイドルとどう違うのみたいな感じではある。あっ芝居以外で歌って踊らないからアイドルじゃないのか?でも歌って踊る人もいるよな。

 

じゃあ、アイドルの定義とは……?

ここはみんな大好きウィキペディア先生に聞くしかねえ。

 

アイドルとは、「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を意味する英語(idol)に由来し、文化に応じて様々に定義される語である。

日本の芸能界における「アイドル」とは、成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物を指す。

 

ん?待ってほしい。

 

成長過程をファンと共有し、存在そのものの魅力で活躍する人物

 

……普通に推しくんじゃない?

いや、おたくの贔屓目とかではなく。というか推しくんに限らず今「若手俳優」と呼ばれる人たち、だいたいこれに当てはまるのでは?確かに舞台とかに上がる以上演技力などの「技術」は求められるものの、主だっては良くも悪くも技術面より「存在そのものの魅力」が重要視される世界だと思う。だって集客してナンボだしね。

そして若手舞台俳優としてはかなり売れている方である推しくんですらまだまだ俳優としては発展途上だし、もっと若手の子たちならなおさら。そういった成長面をファンと共有することも含めてファンサービスの一環としている場合が殆どだと思う。つまりこれは若手俳優にも当てはまる。

 

キャラクター性を全面に打ち出し、歌・ダンス・演技・お笑いなど幅広いジャンルで活動を展開しやすいのが特色である。外見が最も重要視されるモデルとは異なり、容姿が圧倒的である必要はなく親しみやすい存在であることが多い。

 

……推しくんだな。

前半部分なんて、いわゆる2.5次元俳優のあり方そのものじゃないですか。

まあ推しくんの容姿は圧倒的ですけど(主観)、男としての格好良さという面で言えばぶっちゃけそうではないし。美しすぎて破壊力の高すぎる顔面ではあるけど(主観)可愛らしいお顔立ちなので親しみやすいとも言える。

 

一方で、はっきりと目には見えない“華”や“人間的魅力”が強く求められるため、一流のアイドルは手が届きそうで届かない存在となる。

 

推しくん!推しくんだ!!これはもう間違いなく推しくん。

華も人間的魅力もあり、さっきの認知もそうだけど比較的近くまで降りてきてくれるから手が届きそうだし、でも純粋にファンとしてルールを守って応援している人間からするとまず手が届かないはずの存在。

 

というわけで、ウィキペディア先生に聞いてみたところ、推しくんは私にとってのアイドル!っていうの以前に、普通にアイドルだった。というか若手俳優はつまりアイドルであった。

 

なんだ、推しくんアイドルじゃん!可愛い!!知ってた!!

本当は推しくんが私にとっていかにアイドルかっていう話をするつもりだったのにアイドルの定義の話になってしまった

 

 

■箱のお返事

こりらさんこんにちは。こりらさんのお題箱宛に「2次元オタクが実も無いのに軽率に『推し』を連呼していて悶々とする」旨の投書をさせていただきました者です。個人的な愚痴にも等しい投書に対し、親切丁寧なご回答、そして暖かいお言葉を誠にありがとうございました。確かにこりらさんのご指摘通り、私は自分の推し歴がまだまだド新規なことに対するコンプレックスがありました。だからこそ余計に『私はきちんと推しを推してる!』と、ぬるい覚悟で追っかけている訳ではないのを主張したがる、面倒なオタクになっていたかと思います。ですが『推しを推してる目的を、1度ゆっくり見直してみては?』というお言葉をいただけて、冷静になることが出来ました。
ここから先は伏せていただけましたらありがたいですが、(中略)

一方的に寄越した愚痴にここまで優しくお言葉をかけてくださいまして、本当に、ありがとうございました。
これからはこりらさんからいただきましたアドバイスのことを思い出し、人は人、我は我、の精神を保って、スマートにいこうと思います。

 

こんにちは、お返事遅くなりましたが返礼ありがとうございます!

あ、ああ〜例の……!あの件は私も存じ上げており、他人事(というと言葉が悪いですが)ながら一介の若手俳優好きとしてとても心を痛めておりました。そして投稿者さんの推しさんを思う気持ちを拝見して、大げさでなく涙が出ました…;;決して長い年月ではなくても、推しさんと「ファンと俳優」といういささか一方的な関係とは言えそういう風に苦楽をともにしてきた方からすると、本当にヌルい推し方で知った口を聞く人たちにモヤモヤされるのはとてもよくわかります。細かい事情を存じ上げませんでしたのでわりと的はずれのアドバイスではあったかと思うのですが、少しでも気持ちが楽になって頂いたのでしたら幸いです。

 

これからも投稿者さんとその推しさんの末長い幸せをお祈りしております…!

 

2016年の呪縛〜推しは永遠ではない話

最近、ふたつの人気グループから相次いでメンバーが脱退するというニュースがありました。

私はどちらも「なんとなく好き」という程度で、ミーハーファンとすら言えない程度の知識と思い入れしかないけど、周りに推してる人たちがいたこともあって色々思うところがあった。脱退前の全員揃ったメンバーが大好きだった人たちの言葉や、メンバーのコメントなんかを読むたびに泣いてしまって……言葉は悪いけど他人事なのになんでこんなに苦しいんだろうって思って。

自分を見つめ直した時、ああ私はまだ2016年の呪縛から逃れられてないんだなあ、と気付いた。

今回はそんな話。

 

 

私は推しくんのファン歴こそ浅いけど、芸能人を推してた歴で言うととんでもなく長い方です。そんな私のおたく人生の中では当然、様々な推しとの別れがありました。

ある人は劇症肝炎である日突然亡くなりました。本当にある日突然。当時はツイッターどころかネットもない時代だったので、その事実を知ったのはもう亡くなった後。ファンが参列出来る形で告別式をあげて下さったご家族と事務所には今でも感謝してます。

ある人は引退して一般人になり、あるバンドは解散ライブでカテコ後もファン最後の一人が帰るまで見送ってくれました。またあるバンドは推しメンが音楽性の違いで脱退し、数年ののちに解散しました。私自身が推しの結婚によって離れた経験も、若かりし頃にはあります。

どれも私にとっては悲しい別れだけれど、何より推していたその時は幸せだったから、今こうして時が経てば思い出として自分の中で消化出来ています。

 

でも、唯一自分の中でまだ消化仕切れてない「推しとの別れ」があります。

それが2016年に起こった出来事。私が、色んな推しにはまったり離れたりしながらも唯一ずっと変わらず推し続けていた……私の人生の半分以上をかけてきた、とあるグループの解散です。

 

 

2016年が明けて間もなく、解散報道がありました。

国民的人気グループと言われた彼らの解散疑惑はまさに国民的なニュースとなったけど、私たち長年のファンは正直「またか」という反応でした。解散疑惑?まあいつものことでしょ。多分そんな風に、話が出たその時点で、まともなファンならばまだ誰一人本気で解散するなんて思ってなかったと思います。それは別に彼らのおたくが皆お花畑というわけではなく……もちろんそういうファンもいたでしょうけど、むしろその逆。悪い意味での「慣れ」でした。

はるか過去メンバー脱退を経験していることもあるし、彼らは長い年月の間にそれこそ飽きるほど何度も何度も何度も、他のグループと比べものにならないほどの回数「解散騒動」とか言ってマスコミに書き立てられては、その度に絆を見せつけて噂を一蹴してきたからです。

 

そんな中、私のように決してお花畑ではないファンが、不穏な空気を初めて感じ取ります。それは事務所のコメントが原因でした。

 

この件について協議・交渉がなされている事実は存しますが 

 

騒動を沈めるべく出された事務所のコメントの中に、上記の一文がありました。

正直、あそこの事務所の実権が現社長でなくなった頃から、彼らと事務所の間がうまくいってないのは知っていました。でも肩を並べる、単純なCD売り上げだけなら追い越す後輩も出てきているとは言え、ファンの年齢層が圧倒的に広くまだまだタレントグループとしてはドル箱であること。もはやあの事務所にもそう簡単に潰せないほど芸能界の中で彼らの存在は「モンスター」に育っていたこと。まだなんとか権限のある社長は彼らのことを愛してくれていたことなどもあり、そう簡単に解散するとは思えませんでした。

でも、その時点で事務所は彼らを守ってくれなかった。解散させたくないと思ってるなら、わざわざそんな憶測を煽るような一文を入れるでしょうか。この段階で事務所に対する信用は地に落ちました。

一部で真偽のわからない状態で書き立てられている様に、事務所の副社長が邪魔な彼らを追い出したとかそういう話を頭から信じているというわけではありません。ただ単純に、あの事務所は「長年事務所を支えてきた、多くのファンのいる彼ら」を全く守ろうとしなかったというそれだけが事実なんです。

 

それでもファンは彼らを、彼らの絆を信じていました。事務所を出たらホされることになるかもしれない。でも芸能界には彼らの味方もたくさんいる。最悪、あのグループ名が使えなくなったとしても、五人で一緒に事務所を出てやりなおしてくれるんではないか。だってあんなにメンバーのことが大好きな五人なんだから。不仲説が何度出ても、五人一緒の旅行で不仲なんてありえないって事をつい3年前に見せてくれた五人。ほんの1年前には仲良くツアーのオーラスを迎えたじゃん。

彼らを信じるファンをよそに日々報道が加熱する中、彼らが生でコメントするという機会が用意されました。

 

俗に言う公開処刑とか公開いじめとか言われてたアレ。

 

あの放送を見た瞬間、私は呆然と、ああ彼らはもうダメなんだな、って思いました。

終わってからならなんとでも言える話なので、別に信じてほしいとも思わないけど、私はあの生放送を見た瞬間に彼らの心はもう離れてると確信したし、あの時点で解散を覚悟した。

世間のファンは事務所に無理やり言わされたシナリオだとか(まあ内容そのものはそうだと思うけど)、彼らは本当は解散したくないはず、彼らの心はいつだって繋がってる!!本当はこんなに仲良しなんだもの!!(添付:数年前の仲良し無断転載動画)みたいな感じで連日お花畑なツイートが流れてたけど、その中の何人が本当に20年以上彼らを推してたんだろう?って正直思ってしまいました。

だって、私はわかるんですよ。ただのファンとアイドルの関係で、しかも今推してる若手俳優と違ってほとんど一方的に見ているだけの遠い存在。それでも人生の半分以上彼らを見て、彼らの活動に付き合ってきたんだから、顔を見ればある程度のことはわかる。

もう彼らの心はひとつではないことくらい嫌でもわかる。

表向きは解散の話は一旦なかったことになった。でもあの時彼らの顔を見て、以前の五人に戻れるとは私はとても思えませんでした。

去年あんなに仲よさそうにライブしてたじゃんって? 3年前五人で旅行して涙ながらに語り合ったじゃん、って?

どんなに仲良くたって、亀裂が入るのは些細な一瞬で、そして大人だからこそ一度入った亀裂はそう簡単に回復しない。人間関係って綺麗事ではない。そんなことくらいある程度人生を生きてる大人なら当たり前に理解出来るでしょう。こんなに長い間一緒にいたんだから不仲になるはずないなんて本気で言ってるのなら、お花畑が過ぎると思う。

 

私は彼らを長い間見てきた自負があります。

だから、せめて最後は「聞き分けの良いファン」でいようと思った。

解散させないための署名とか、やりたい人は勝手にやればいい。それもまたひとつの応援でしょう。でも、それは彼らの本心がどうあれ彼らを苦しめるだけだと私は思ったから一切署名しませんでした。

私が彼らのファンであることは身内には周知の事実で、色んなものを好きになってその先々で趣味友を作っても彼らだけはずっと好きだったから、各ジャンルの趣味友たちでも深い仲になった人たちはみんな私が彼らのファンだということは知ってた。だから折に触れて色んな友達から「大丈夫?」と連絡がきました。こんなにたくさんの人に気にして心配してもらっているということに気付けたこと、たかがアイドルのことくらいでなんて言う人が誰もいなかったことは本当におたく友達ありがたいって思ったし、今でも財産だと思う。

だからその連絡に私は「うーん、最初はショックだったけど結果はどうあれ彼らの決断を尊重したいから、今はそんなに気にしてないよ。なるようになるだろうし。そう言えるくらいには長い間見てきたしね」と答えます。

 

客入れのなくなったレギュラー番組。契約が切れてそのままのCM。彼らは確実に「終わり」に近づいてるんだと、大人ぶった聞き分けの良いファンの私は察しました。

 

あの頃の私が聞き分けの良いファンであろうとしたのは、良い子ぶっていたというよりむしろ彼らへの復讐とか意地だったのかもしれないと今は思います。

解散騒動で初めて本気で不穏な空気を察知して心を痛めていた私たちファンに彼らがしたことは、わざとらしい悲痛な表情で、作られた言葉で頭を下げた謝罪。

私は彼らに謝って欲しかったわけじゃない。お騒がせしたことを謝るより先に、長年支えてきたファンにかける言葉があったはず。私たちはただ安心させて欲しかっただけなのに。

私だって本当は、解散しないでよ、事務所との軋轢なんか知るかよ五人でやりなおせよ、私のかけてきた20数年はなんだったのって思わせないで、ずっと何度も解散なんてって笑い飛ばしてきた五人でしょ?今回も笑い飛ばしてよ、って子供みたいに見苦しく駄々をこねたかった。

でもそれがバカバカしく感じてしまうくらいには、あの会見は私というファンにとっての彼らの裏切りでした。

 

嫌がったって駄々をこねたって、多分もう私と彼らの時計はもどらない。社長は彼らを解散させません、と言ってくれた。社長がそう言ってくれた気持ち自体はウソではないと私は思うし嬉しかった。でも同時に、それでも無理だと思ったし、仮に解散しなかったとしてももう前の五人ではないんです。ifの話にはなるけれど、もしもあのまま続いていたとして私はファンを続けられていたかどうかわからない。

 

それでも、心のどこかでまだ、これはいっときだけの不仲で持ち直すんじゃないか、って彼らを信じる気持ちも確かにありました。だからまだ解散しますとは言ってないんじゃないかという期待を、わずかながら捨てることは出来なかった。その程度には私が彼らを推してきた二十数年は重かったから。

 

そんな精神状態の中の支えというか癒しのひとつだったのがその時ハマッてた某アニメでした。アニメこそ終了していたもののコンテンツとしてはまだまだ元気で、各地でのイベントそしてアプリ、畳み掛けるような新作グッズ発売に追われている間は彼らのことを忘れられた。

どうせなるようにしかならないんだから、今リアルタイムで好きなものを追うことに集中しようと切り替えて、それについては全力で楽しんでいました。

その年が半分もすぎた頃そのアニメの舞台化が決まって、そして私はのちに推しとなる一人の俳優と出会います。その時はまだ、彼のことをこんなに追いかけることになるとは思わなかった。それは彼の印象がもともとマイナスから始まっていたのも当然あると思うし、過去に一度舞台俳優にハマっていて足を洗った経験があるからこそもう二度とハマらないだろうという気持ちもあったし、そして何より「彼ら」のことも理由のひとつだったんじゃないかと今は思う。

 

8月、正式にその年の大晦日付での解散が発表されました。

 

推しを推すという行為は、後悔の連続です。長い人生でそれは何度も思い知ってきました。

彼らを好きだった二十数年の間も同時進行で他の色んな推しにはまったり別れたりしてきた。それでも「彼ら」はいつだってそこにいて、いつも私の誘導灯のようだった。その光は一生消えることはないものだと信じていて、ド●フのおじさん、いやおじいちゃんたちみたいに、集まれることは年に数回になっても、もう一生彼らは彼らとしてそれこそ誰かが死ぬまで続いていくのだろうとなぜか信じ切っていました。

その光が消えかかっているのを心からは信じられないままただなすすべもなく見つめながら、もうこんな思いはしたくないと2016年夏の私は思いました。

思ったのに、その年の秋、私はまたひとつ見つけてしまった。

秋に通った舞台が本当に楽しくて楽しくて。数年ぶりに推したいと思う俳優に出会ってしまった。舞台に通うのが、当日券の列に毎日並ぶのがもう数年ぶりのことで、当たり外れを待つ緊張感も含めて本当に毎日楽しかったんです。

わけもわからない、まだ推し続けるかどうかすら自分で気付いていなかったあの時に初めて触れた手の感触は今でも覚えてます。あれがなかったら私の2016年はもっとどす黒いものになっていただろうと思う。

 

実際解散が決まってからの半年弱の彼らに対する気持ちは針の筵の上に座っているようなもので、もう戻ってこないのだとわかってはいても、ずっと何年も出演していた音楽番組だの、ずっと続いているレギュラー番組だのにまだ心の中で何かを期待している自分がいて。紅白の辞退が報道されてもなお、もしかして最後の最後にグループ名は使えなくなるけど僕たちはまだ五人で頑張りますって言ってくれるんじゃないかって、だから8月にすぐ解散しないで年末まで引っ張ってくれてるんじゃないかって、ずっとどこかで思い続けて残り半年弱を過ごしました。

私はちっとも聞き分けの良いファンなんかじゃなかった。ただ単に年を取りすぎて変に物わかりがよくなってしまったから、嫌だと泣き叫ぶタイミングを逸したまま1年がすぎてしまっただけだったんです。

2016年の除夜の鐘を聞きながらそのことをぼんやり実感して、そして、ああこれで本当に終わったんだな、と思って、ようやくわんわん泣くことが出来ました。

 

彼らという「私の人生のほとんど」が終わっても私の人生が終わることは当然なくて、そして彼らがまだかろうじて明かりを灯していた2016年が終わって2017年という体験したことのない暗闇を迎えた私の手元には、年明けに東京で公演されるミュージカルのチケットが数枚ありました。

これまでの私の人生の半分以上は彼らとともにあったけれど、私自身の人生はこれからも続いていくから、いずれ彼らを推していた日々は人生のただの一部になる。

私の手元にある新しい小さな光は、そう教えてくれている気がしました。

 

推しを推すということは後悔の連続です。推しは決して永遠ではありません。

推しは永遠ではないことはもうとっくに何度も経験していて、だからいい大人の私はいつからか新しい推しに対して「後悔するような推し方はしない」をモットーにしてきました。でも2016年の大きな別れを経て、後悔しない推し方なんてないんだってわかってしまった。

 

何をどう心を尽くしても、たとえお金が湯水のようにあったとしても、終わる時にはやっぱり後悔してしまう。あの時こうしておけばよかった、あの時のこれに無理してもいくべきだった。自分が原因にしろ推しが原因にしろいつかその推しとの終わりを迎えた時に「絶対後悔しない推し方」なんて無理だと思う。

でもせめて、最後の時を迎えた時に、推していたその数年ないし数十年が私の人生において無駄ではなかったと思える推し方をしていたい。どうせ後悔するんだから、少なくともリアルタイムで推していた間は幸せだったと思えるように。

例え終わりの原因が推し側にあって100年の恋も覚める様な出来事だったとしても、少なくとも私が好きで推していた間の推しには心から「楽しかったよ、幸せだったよ、ありがとう」と笑顔で言える推し方が理想だなって、今は思います。

何があってもその時に推しを好きだった自分だけは後悔したくない。推しと、今その推しを好きな自分に、私は常に誠実でいたいです。

 

この一年とちょっと、色んな芸能人の脱退だったり引退だったり解散だったりの話を聞くたびにファンでもないのになんだか悲しくなってモヤモヤしていました。そしてやっと本命含む外に出た組が活動再開してくれて嬉しいはずの新しいアレとか某時間テレビも、なんだかしらじらしいというか素直に喜ぶことが出来なくて。

ここ数日の騒ぎやそれに関わったファンの人たちの言葉を見て、ようやく私はまだ2016年が消化出来ていなかったんだなあって自覚したんです。

 

そりゃそうだよね、あっさり納得するには追いかけていた時間が長すぎたし、それでいて解散するかしないかで飼い殺されていた期間も長すぎた。愛の深さと同じだけ、不信感も育てられてしまったし、まだ私と彼らの間に出来た溝は深い。

それでも彼らを好きだった人生の半分以上は幸せな日々だったし、それすらも否定はしたくない。

 

推しは永遠ではないし、推しを推すことは後悔の連続です。

でもせめて好きだったという日々とその気持ちだけは絶対に後悔することのないように、これからも推しを推し続けたいと思います。

 

お題箱返信〜2次元出自おたくのあれこれ

お題箱にメッセージありがとうございます!

 

ただでさえ普段動かないので存在を忘れていたら、例の鯖落ちから通知が反応しなくなったようでなかなか気付かずすみません。

というかなんか鯖落ち中に届いたメッセージが消えてたりするらしいんですけどうち絶対来てないだろと思って気にしてなかったので、万が一その間に送って下さった方がいらっしゃったようでしたらお知らせ頂けると幸いです。

 

あとこれ全文引用して良かったのかな…?お答えするのに一部引用だと誤解を招く可能性もあるので、一応全文引用させていただきますね。まずかったら消すので言ってください。

 

こりらさん初めまして。私は2次元の推しと3次元の推しが同一であるオタクなのですが、同じ出自のオタクの応援姿勢があまりにもゆるくて日々悶々としています。2.5次元舞台以外の推しの舞台を1度も観てない勢が別現場での推しの話題が上がるやいなや「さすが私の推し〜」「推しくんが褒められてると私も鼻が高くなる〜」と、元ネタである2次元の古参オタク=3次元でももちろん古参!と思っているのか、やたらとおかしなマウントを取ったり《推しは私が育てた》風に言いだすんですが、2次元オタクが実もないのに軽率に《推し》と主張をしたがるこの習性は、どのジャンルでも割と目にするものなのでしょうか?推しが時々舞台のチケットまだまだあります!観に来てください!というツイートだって見ているだろうに、それについては全く触れずにスルーしている彼女らを見ると、即売会で推しの為にと周回をかますオタクとしては、正直本気で泣きたくなります……

 

(ヘドバン並に激しく頷く絵文字)

わかる…わかります…。

 

どのジャンルでも目にするものかは知りませんが、少なくとも私や友人の好きな範囲のジャンルでは必ずと言っていいほど存在するタイプのおたくです。

ブログ読むとわかるように、私も例に漏れず2次元出自の3次元おたくですが、やはり自ジャンルにも同担他担問わずそういう人たちは大勢います。つい最近も、友人と飲みの席でその件の愚痴大会したばかりです。

投稿者さんの歴がどれくらいかわかりませんが、私は正直自分が古参じゃなくて気持ちに余裕がない部分があります。だからこそ同じ人気作品の舞台からの新規にそういうのがいると同族嫌悪もあって余計イライラするんですよね。ド新規なりにあの人達とは同じだと思われたくないというか。

また2次元ジャンルっていわゆる大手様の発言が正義みたいなとこがあるので、大手様がそういうタイプの自称推しおたくだと、推しの他舞台をロクに観てもいないくせにジャンル内では推しのファン=その大手みたいな空気になって、それもイライラする原因のひとつです。

 

ただ、(この点は投稿者さんと意見が合うかわかりませんが)私個人は基本の考え方として、推し方や推しペース自体は人それぞれで、同担だからって他人がとやかくいう資格は一切ないと常々思ってます。

2次元おたくが人気作品の舞台化を見て、好きなキャラが3次元に存在することに感動し、2.5次元舞台上でのそのキャラをも好きになる。そのスタートは私も、おそらく投稿者さんも、そしてそういう同担もどきゆるオタの人たちも同じだと思います。

けれど、そこからそれを演じた俳優本人を好きになるかどうかは人それぞれ。そういう新たな作品の中からどれだけ多くの人を「自分自身のファン」として取り込めるかは、推し本人の力量や努力の問題だと私は思ってるんですよね。

だからそのきっかけの作品を始めとした人気の2.5作品しか見ない、いわゆるミーハー追い。それ自体もひとつのスタンスとしては別に間違ってないと思うんですよ。お金を落としている以上は、額の大小や何に対して課金してるか関係なく推しから見れば等しく顧客だし、ひとつの趣味にかけられる過金額なんて人によりますから。

趣味に湯水の様に金を使える立場の人はそりゃ全作品全通すればいいですけど、趣味にかけられる金額の少ない人が何を基準に取捨選択するかは個人の自由です。

私も金額の少ない人間ですが、私は「推しくんという役者が好きで色んな推しくんを見たいから」、その限られたお金で人気舞台に多ステするくらいならその分色んな板の上の推しくんに分配したいって思います。でもそんな中で「面白さ信頼度の高い人気の2.5作品」をチョイスするのも、顧客としては普通のことです。

他の方も2.5舞台に関してのエントリで語っておられた様に、観劇ってのは高額なわりに内容の保障されていないバクチみたいな趣味です。だから、なけなしのお金を出してる人に面白いかどうかもわからない舞台を観に行け!なんて上から目線で何様なことは私はとても言えません。

 

というのを前提として。

でも、そういう人たちの中にさも「俳優」を推してるかのような口振りでドヤ顔で推しを語る人がいる(しかも相当数)から、歴関係なく本当にちゃんと「俳優」を推してる人間から見るとイラッとするんですよね!!!!!

それはもうほんと首がもげるほど同意だし、めちゃくちゃお気持ちわかります!!!!!

私は推しくんに関してはド新規なので偉そうなことは言えませんが、少なくとも同じ出自のおたくでそういう態度の人たちにはほんっっと腹立ちます。

 

話はちょっとそれますが、私は好きになったらその人のことを出来るだけたくさん知りたくて人間関係をまず洗い出すタイプなので、よくいる2次元出身自称舞台沼民の「自分の好きな作品内の人間だけで推しの交友関係を勝手に完結させている」人たちがすごく苦手なんですよ。

例えば、誰がどう見てもAくんはBくんと一番仲が良いのが明白なのに、Bくんが自分の好きな人気2.5舞台に出てないからってAくんの人間関係から完全になき者にしてる人たち。俳優おたくからすると信じられなくないですか…?いや別に変な意味ではなく、Bくんから得られるAくんの情報欲しくないの?って思いません?

でもこれ人気2.5出身の自称沼民、特に腐った方達にはたいへん、たいへん多いです。disとかより純粋に不思議で仕方ない…なんで好きと言いつつ現実を直視しないんでしょう。現代のホラーですよ。まあ、言ってしまえば多分座組内でAくんと仲良くさせたい人(お察し下さい)がいるので外部の人間関係が邪魔なんでしょうけど。

で、そういう人たちを見ていて思ったのは、結局人気2.5から入ってどう見ても2.5しか興味ないのに「俳優推し」を自称してる2次元おたくの人たちってのは、「推し」と言っているその俳優のことも実質「キャラクター」としか見ていないのではないでしょうか。

その人たちにとっては、推しは実在の役者ではなくて自分の理想や妄想を押し付けるキャラクターでしかないんです。だから口で言うほど推し本人には興味がないのに、(私の脳内の)推しくんってスゴイ!(私の脳内の)推しくんがこんなに褒められてて私は嬉しい!ってドヤれるのではないかなと。

 

かなり私怨があるのでうっかり地獄の釜の蓋が開いて悪口みたいになってしまいましたが、投稿者さんの話にもどります。 投稿者さんがこれをただ私に聞いて欲しかっただけなのか相談したかったのかわからないので、ここから先は余計なお世話だったらすみません。

そういう人たちを見ていてしんどい、イライラする、悲しくなるっていうお気持ちは前述した様に私もすごくわかります。でも、それってその人たちを悪く思ってしまう自分を多少なりと自己嫌悪してるから余計しんどくなってしまう部分もあるのではないでしょうか?投稿者さんのメッセージからはそういった優しさのようなものも伺えるので何となくそう思います。そこで思うんですけど、言葉は悪いですが、心の中でなら盛大にマウント取っちゃっていいんじゃないでしょうか?

めちゃくちゃ性格の悪いアドバイスで申し訳ない!でもさっきの話でもわかると思いますが、私はそうしてます。口にさえ出さなければ、内心バカにしておけばいいと思うんです。だってその人たちは推しを実質人間扱いしてないし、本当の推しがどういう人かも知らないのに知った口利いてドヤッてる恥ずかしい人たちなんですよ。本当の推しくんがどんなに可愛くてかっこよくて面白いか、人気舞台以外にもどんなに色んな演技が出来るかを知りもしないで推しのファンを名乗ってる井の中の蛙なんですよ。言うなればかわいそうな人たちです。

心の中では盛大にバカにして見下して嘲笑っておきましょ!!

 

その上で、そういう人たちにイライラした時は自分が何故推しにお金を使ってるのかをそっと見つめ直しませんか。

他のおたくに勝つためですか?少なくとも私は違います。まず前提としてただ単に自分が大好きな推しを見たいから、買いたいからお金を出してるんです。そして自分が出したお金で少しでも推しを喜ばせたい(それが自分のお金だとわからなくても、1円でも多い方が推しは嬉しいに決まってるので)からお金を出すし、色んなハコの一席を埋めます。それは「推しを喜ばせる為」ではありますが、「推しの為」ではありません、「自分の為」です。推しを喜ばせたい自分の為にお金を出してるんです。

そう思ったらそんな金払いの悪い人たちの事、どうでもよくないですか?

自戒も込めてなんですけど、心のどこかで「推しの為」って思ってしまっているから、推しの為にロクに金を落とさないのに推しのオタクを自称してる他人に余計腹立つのではないでしょうか。

 

あと私は観に行った推しの舞台で本当に面白かったものは、人気作品もそうでない作品も関係なくジャンル垢で「面白かったー!!推しくん最高!!!●ちゃん(推しキャラ)の推しくんもほんと可愛いけどこういう役もすごく良かった、惚れ直した〜!!」みたいな「さすが推しくん!」感を盛大に交えつつプレゼンします。2次垢にはそもそも3次が地雷な人もいるのでもちろんホドホドにですが。

先ほど心の中で…と言いつつアレなのですが、まあ簡単に言えばちょっとしたマウント行為ですね!でもマウントって少なくとも相手がそう思わなければマウントにならないんですよ。だからこれはマウントではなくただの自己満足。ただ本当のマウントにならない様に、行かない人は損してるとかファンじゃないみたいな言い方ではなく、あくまで純粋に「私が」楽しかった!「私が」推しのオタクで良かった!って言い方するようには心がけています。

 

以上、ずいぶん長くなってしまったので最後まで読んで頂けてるかはわかりませんが同じモヤモヤを抱える人間として私が自分の中で折り合いをつけている方法を書いてみました。もちろん必ずしもこうするべきというわけではないですが、少しでも参考になったら嬉しいです。

 

あとはもう、同担でも他担でもいいので同じ事でモヤモヤしてるおたくと仲良くなって定期的に愚痴大会する!!!って感じですね!やっぱガス抜きって大事です!

もし私なんかでよければまた箱に投げて頂いても全然良いですし、ただ読んで欲しいだけなら返信不要って書いていただければブログで晒したりしませんので、いつでもどうぞです。

推しが増えるかもしれない話(増えない)

出会いは突然でした。

 

はじめに言っておきますが、私は若手俳優にあまり詳しくありません。

というか、基本好きなものとその周辺しかわざわざ調べないため、私の持っている若手俳優の情報量というのは「テニミュ1st出身者〜元推し2を推してた期間の元推し2周辺俳優」という私的アーカイブ以外だと、現推しくんと仲良い俳優・現推しくん作品で私が見たものの共演者・原作が好きで見に行ってる2.5舞台の座組メンバー・仲の良いお友達が好きな俳優たち、の範囲に限られます。

 

そんな私の若手俳優監視用アカで、推しくんのことが大好きな一人である某後輩くんの事務所のRTでTLに現れた、その後輩ととある俳優くんのツーショ。おそらくそのツイ主の俳優くん…彼の名前は知らなかったんですが、見た瞬間に思いました。

 

「アッ、私この子の顔めっちゃ好き……」

 

何度も言うように私は推しくんに関して、堂々と顔ファンを自信満々に名乗ってもいいと思ってるほど顔面が好きだし(もちろん再三語ってるように推しにまでなったのは顔以外も好きになったからですが)、過去好きになった男性も顔面から入ったのがほとんどという筋金入りの面食いで、そしてそのうちの8〜9割はどこか今の推しくんと系統が似ています。ただその「似ている」というのはあくまで私の主観というか私が引っかかるポイントなので他人からは似ても似つかないかもしれないんですけども。ああでも全く正反対の方向性の顔面ではないと思う。

少なくとも私の中のおおざっぱな分類では推しくんと同系列の顔立ちで、そしてとても好きな顔でした。

 

「全然存じ上げなかったのに申し訳ないんだけど、私この○○くんって子の顔好きかも…」

 

俳優垢でRTとともに脳直で思わずつぶやいたところ、身内から一斉に「あ〜〜〜〜〜wwwww」という反応が。あっやっぱそう来るんですね!?www 似てるかどうかはともかく、客観的に見てもあ〜〜wwwってなるくらいにはわかりやすいんですね?www

いや、なんか自分の顔面の好みの安定感にちょっと安心したけどw それはそれでどうなの我ながら。好きな顔わかりやすすぎるだろ。

 

さあ、そして問題は、私が知ったばかりのその子がかなりの超人気コンテンツの舞台に出演しているメンバーの一人だったことです。

その作品とその舞台が超人気なのは知ってるけど、原作に興味がなかった上に激戦舞台で推しが出てるわけでもなかったので、私はその作品は完全未履修でした。推しくん周辺の俳優が演じてる、ごくごく一部の人気キャラとその配役くらいしか知識がありませんでした。

でも人気の原作&人気俳優さんも大勢出てる作品なので、当然私の周囲にはその作品のクラスタがわんさかいます。

私がその子の名前を「顔好きかも」というツイートと同時に呟いた次の瞬間、フォロワーたちから一斉に集中砲火のようにプレゼンが飛んできました。笑

 

「Aに出てるよ!どこどこで配信あるよ!!」

「Bに出てるよ〜(URLつき)超かわいいよ今度うちにあるブロあげるね!!!!!」

「えっ××ステ観てください!!!!!上映会しますか!?!?!?」

「その子私の推しのこと大好きでこんなかわいいエピソードが〜ry」

「CくんDくんとも仲良しでかわいいからぜひチェックして!!!」

etc etc……

 

……怖いわ!wwwwwwww

人気舞台に出てる俳優こわ!!!!また別のアカでその話を話題に出したらそっちでも一斉にプレゼン飛んできたこわ!!!www

 

私が「好きかも」って呟いてから1時間も経たないうちに彼についてとんでもねえ量の情報を得てしまった…

 

いや推さないしね!?これ以上推しが増えたら金もだけど何より私が足りないし、そもそも私は好きのリソースをそんなに器用に分配出来ないので推しくんに愛を注ぐことで今はせいいっぱいなのじゃ!

いや…でも…Sちゃん(超人気舞台のその子のキャラ)かわいいね…推さないし観ませんけど…っていうか元キャラ自体めっちゃ好みだった…アニメ化したら見ますねキャラ多いから出るかわかんないけど…

 

フォロワーさんおすすめの別舞台、へ〜わりと最近に主演やってたんだ…あれこれ気になってた舞台じゃんわりと公式垢見てたけど主演マジでこの子だっけ!?!?!?イメージ違いすぎるんだけど!!!!!あっやばい好き、顔もだけど体型も好みだしなに…かわいい…

 

…推しませんけど!!

 

でもね、思ったんですよ。

ぶっちゃけ、みんな内心嫌いな俳優って正直ほとんどの人がいるじゃないですか。もちろん周囲に好きな人は当然いるかも知れないから、まともな人は普通の俳優推し垢とかでまず口に出さないけど。

 

けどいくら近所の沼に引きずり込みたいという意図があったとしても、嫌いな俳優を仲の良い人にオススメしたりは普通しないですよね?

 

ってことはこの子、少なくとも色んな共演俳優さんのファンの方に好かれてるんだなあ…ってみなさんのプレゼンで気付いて。

いつも言ってる「ファンは俳優の鏡、逆もまたしかり」って話にもある意味通じるというか、まあその子自身が推しなフォロワーさんは周囲には誰もいないんですけど、でも自分の推しさんと同じ舞台に出てる、自分の推しさんと仲良くしたりごはんに行ったりしてることを、ただ「顔好きかも」と言っただけの私に訴えてプレゼンしたい人がこんなにたくさんいるくらいには、この子は人に好かれてるってコトなんだなあ、って。なんかすごいほっこりした。

 

もちろん俳優なので、それは表から見える人間性だけかもしれない。でもそんな事言ったら推しくんだって実際どんな人間かなんてわかんないわけで。

少なくとも俳優・タレントとして目に見える範囲において、他担に嫌われないふるまいは出来ている子なんだな、って思っただけで、もうめっちゃ推せるじゃないですか…?

 

 

いや、推しませんけどね!!!!

 

 

…推しませんけど、茶の間として見守るくらいなら…とツイッターはフォローしました。

大丈夫、生で観ない限りは推さないし、推しくんの仕事が詰まってる限り生で見る機会はおそらくまずないので。

 

 

…万が一いつか推しくんとその彼との共演があったら、その時は身の振り方を真剣に考えようと思います。

 

 

50の質問〜流行りには軽率に乗るスタイル

突然のありえない現場告知に大騒ぎしたり海外でうかれる推しに沸いたり推しが推しを演じる最後の日の切符を手にして嬉しくて泣いたり、でもこれで本当に最後なんだ…って思ったら今度はめっちゃ悲しくなってきて泣いたりと情緒不安定な日々を送ってますが私は元気です。

 

流行りにはノッておこうと思いました。

 

konamon.hatenadiary.com

 

しかしこう、世代的に「100の質問……ウッ頭が!!」って感じですよね。

管理人「さて推しくん、今日は推しくんに質問したいんだけどいいかな?

推し「えー面倒くさ…まあええよ、どうぞなんでも聞いて」

みたいなアレ……うっ頭が!!割れる!!!※この推しくんはフィクションです

いやこれ答えるの私だった、良かった(よくはない)

 

 

1.推しを知ったきっかけは?

知ったきっかけは覚えてないです、界隈ではわりと有名人なほうだと思うので気付いたら知ってた。ただラケット振ってない人なのでデビュー当時は知らなかったな。多分名前知って4〜5年くらい?


2.推しが気になったきっかけは?

顔が好きだとは推す2年ぐらい前から認識してたけど事情によりあんまり触れたくなくてあえて避けてたところ、好きな作品の舞台化で好きキャラにキャスティングされたので覚悟を決めて追い始めた。


3.推しを推そうと決めた理由は?

↑で推しキャラのことを「役者として」作中での立ち位置含め本当にちゃんとよく考えて大切に演じてくれたのだと知って、元々演劇好きだったのもあって推せる、推したい、って思った。


4.推しを聞かれて答えられる?

相手による。このブログでは隠す気ないけど、基本的に自分の好きなものをdisられたり「ええ〜知らない」って言われるのが本当に地雷なので元々界隈を知ってる人かそういう事を絶対に言わない人間性の人にしか推しの話はしない。


5.推しの宣伝はしてる?

押せば見てくれそうな相手やそういう人が多い場では積極的に宣伝します。2.5だろうがなんだろうがたくさんの人に見てもらってナンボのお仕事だし。


6.推しを大切な人へ紹介したい?

いや、無理に紹介しようとは思わないかな…推しを紹介しても良いというくらい好きな相手には、聞かれたら答えるけど


7.推しはどんな顔?

美少女(男です) ハイパー童顔 未だに年確される(28)


8.推しはどんな声?

よく顔のわりに低い声って言われるけどニコ生とかイベントで普段の話し声に慣れてる身としてはそんなに低い印象がない。フニャフニャとして可愛い声で、歌声は甘い。が、演技に入るとめちゃめちゃドスの聞いた低くて通る声になる(役にもよるけど)ので、確かに初見ががっつり声作るタイプの舞台だとビックリするかも。


9.推しはどんな手?

甲側はしっかり血管が浮き出た男らしい印象なのと、顔とのサイズ比もあって写真とかだと結構大きな手に見えるけど、実際握手やタッチすると女の子みたいに小さくて柔らかくてビックリする…


10.推しはどんな体型?

おちびちゃん ただしスタイルは良いので単品で見るとそこまで小さく見えない 実はかなり脚長い(けどそもそも全体が小さいので実寸は決して長くはない)腰が細いけどお尻は大きい


11.推しは表情豊か?

かなり表情豊か


12.推しは恥ずかしがり屋?

だと思う、というか恥をかくのがあまり好きじゃなさそう。笑いに貪欲なわりに妙なとこ慎重


13.推しは素直?

素直だったら1年ぐらい経っておたくも忘れかけた頃に「実はラクそうにしてたけどあの時めっちゃキツかった」とか言いませんよね!終わるまで弱音吐きたくないのはわかるけどせめてすぐ言って!でもわりと思ってることめっちゃ顔に出るタイプなのでそういう意味では素直というかわかりやすい。


14.推しは秘密主義?

わりとプラベの話するし、人当たり良さそうに見えて機嫌や好き嫌いが引くほど顔に出るし、嬉しいこと隠しきれないしすぐ未解禁仕事匂わせするし自撮りの背景や映り込み気にしないし、まあやましい事がないからかもだけど秘密主義ってほどではないと思う。


15.推しはおしゃべり?

関西人らしくしゃべる時はしゃべるけど、プライベートではそんなに俺が俺がって感じではしゃべらないっぽい。


16.推しは運動神経いい?

多分若手俳優界上から数えるほうが圧倒的に早いほど運動神経は良いのではないかと。スポーツが苦手だったらしい子供の頃から運動神経だけは良いって言ってるのでそこは天性なんだと思う。


17.推しは人見知り?

一見全くそう見えないけどかなり人見知りらしい。半年くらい追ってるとなんとなく「ああ〜言われてみればそうだな」ってわかってくる。


18.推しは友達が多い?

交友関係はめっちゃ広いけど、実際会って遊ぶレベルの友達というとそう多いほうではないと思う。だいたい決まった人とばっかり会ってる印象


19.推しはセンスがいい?

壊滅的 大阪の片田舎のマイルドヤンキー


20.推しの好きなものは?

仕事 自分 自分の顔 お友達 車 甘いもの オムライス イングリッシュブレックファストティーラテ(オールソイ)


21.推しは写真写りがいい?

ぶっちゃけ純粋な写りの良し悪しで言うとわりと打率は悪くて五分五分くらい。でも写りが悪くても可愛い(かわいい)


22.推しは涙もろい?

めっちゃ涙もろい、愛車を傷つけられて泣きながら親に電話した(かわいい)。よく一人で泣いた話もする。演技でいつでも泣けるのを自慢にしてるけど、役に感情移入しやすいのと涙もろいのコンボで泣くのが得意なのだと思う。でも本人めっちゃ涙もろいからこそ、カテコとか板の上では役として必要な時以外絶対泣かないのかっこいいよ


23.推しは偏食?

好き嫌いそんなに多そうな印象はないけど、子供舌。あと飲み物だいたいミルク入ったの飲んでるイメージ。赤ちゃんか?


24.推しはSNSやブログを活用してる?

ツイッタはほぼ毎日更新、たまに丸一日呟かないと心配するくらい。画像も四日に三日くらいのペースでつけてくれる。福利厚生が手厚い推し。ブログは節目のみ。


25.推しの仕事面ではどこが好き?

推しの仕事は基本的に信頼してるので全部が全部好き。どこが、と言われると「確実に信頼を壊さない仕事をしてくれるところ」かなあ


26.推しのオフ面ではどこが好き?

タレントとしてファンに見せてる部分しか見ない(待ちとか絶対やらない)ので厳密にオフと言えるかどうかは微妙だけど、どこでも眠れるところと寝顔。大概の現場で共演者に寝てる写真撮られててウケるけどありがたい。


27.推しに手紙書いたことある?

気が向けば。だいたい現場ごと初日(無理な場合も自分が入る最初の日)に1通、あと内容が特に気に入った時は鮮度の高い感想を伝えたくて楽日にもう1通入れるくらい。忙しい推しだし多すぎても迷惑だろうなと思うので。いろいろあった某ステの時は3回入れた。


28.推しに最初に出した手紙は?

初めての現場で初日のあとに感動のまま書いて三日目かな?確実にチケ持ってたもう一回分の日に入れた。わけのわからないまま買ったプレに添えて、三男語りエントリで書いた、推しキャラを演じてくれてありがとうというおたく丸出しの手紙。その時はその後二度と手紙なんて書くと思わなかった。


29.推しに1番最近出した手紙は?

先日の現場で。(前回記事参照)


30.推しへの手紙のポイントは?

リアコでもなければ推しくんちゅきちゅき♥を前面に押し出すような若さもないし、そもそもそういう手紙は死ぬほどもらってるだろうと思うので、大人らしい落ち着いた手紙を心がけています。


31.推しにプレゼントしたことある?

ある


32.推しに最初にあげたプレゼントは?

ひみつ


33.推しに1番最近あげたプレゼントは?

ナマ手作り以外なら飲食物OKの現場があったので、いつかあげたかったお酒を入れたのが一番最近かな


34.推しへのプレゼント選びのポイントは?

使ってもらえると思わない 押し付けになると嫌なので1万以上のものは人にホイッとあげられそうなものしかあげない


35.推しへ次にあげたいプレゼントは?

そもそも無理にプレあげたいと思ってないので、特にこれあげたい!とかはないです。次あたり入れようかな〜ってぼんやり思った時に入れたいものがあればって感じ。あ、タイミングを逸し続けてまだ一度も贈れてないので機会があれば花は送りたい


36.推しと接触したことある?

ある


37.推しとの接触は緊張する?

最初はめちゃめちゃ緊張したし接触してもなおあの人実在したのかな…ってなってたけど、先日の接触で初めてループして色々あってそこまでの緊張は解けた。推しくんを人間だと認識出来た。でも恋愛でなくても好きな人と会うのは誰だって緊張するよね。


38.推しとの初接触は?

ずっと去年の写真集イベだと思い込んでたけど違ったことに最近気付いた。推したきっかけの舞台のリリイベでハイタッチしたんだった。(その時は衣装だったのもあって完全にキャラとして認識してたからカウントしてなかった…)


39.推しとの1番最近の接触は?

先月


40.推しとの接触で心に残ってる思い出は?

たくさんあって語りきれない、一瞬のハイタッチも含めて毎回が素敵な思い出です


41.推しとの次の接触でしたいことは?

元々推しに認識されたいと思って接触に行ってたわけでもないので、引かれずに普通にお話出来ればそれでいい


42.推しの発言で心に残っているものは?

「これからも突っ走っていくので、背中を推してください」

推しくんの言葉で心に残ってるものは本当にたくさんあるけど、イベントで言ってくれたこの一言が本当に嬉しかった。着いてきてくださいではなくて「背中を推してください」っていうのが、私の中で俳優とそのおたくとしての理想の関係で、この人を推してて良かった、ファン冥利に尽きると思った。


43.推しのために心がけていることは?

推しのイメージを落とすような迷惑なファンにはならないってことかな。推しに対してどうこうではなく、最低限の観劇マナーとか、人に見えるところで推しの名前を出してマイナス発言しないとか、他の俳優さんの悪口を言わないとか。当たり前のようで出来てない人多いし、実際自分がそういう元同担のせいで推しくんを推すのが遅くなったのもあって、そこは本当反面教師にしたいとずっと思ってる。


44.推しを推し始めて自身に変化はある?

もともと歴の長いオタクなので推しくんを推し始めたからって自分自身に大きな変化はないかな。ただ2016年初頭の私は別界隈の推しの件で人生最高に病んでたので(誰も興味ないと思うので詳細は割愛)そういう意味ではこの年に推しくんに出会えた事ですごく心が救われたと思う。


45.推しのことを考えるとどんな表情になる?

鏡見たことはないけど、大体めっちゃニヤニヤしてるのはわかる


46.推しのことはどんな風に好き?

いっぱいちゅき❤️(CV大●芳忠)


47.推しのこと好きだなあと思う瞬間は?

一番は現場のあとかな。いつも現場のたびに、ああやっぱり好きだなあ推してて良かったなあ、って思う。


48.推しは心の支えになる?

先に話してしまったけど44の質問の件で救われたのもあって、とても支えになってる。でもドライな言い方だけどそれが「推しくんだから」かというと別にそうではなくて「推せる存在がいること」が私の支えなんじゃないかなと。ただ、「それが推しくんで良かった」とは思ってます。


49.推しは心を安定させてくれる?

どっちもかなあ。情緒をめちゃくちゃにされることもしょっちゅうだけど、すごくしんどい時に安心させてくれることもある。それこそ冒頭に書いたように、1日のうちでも大騒ぎしたり泣いたり癒されたりしてます。…って考えてみたら良くも悪くも「安定」はさせてくれてないな…w


50.推しへ伝えたいことは?

主演舞台と完全にかぶった時期にもう一本舞台入れるって聞いておたくは血反吐吐きましたけど「2018年はちょっとゆっくりめに仕事する」って言ってたのはなんだったんですか??????言葉通りに受け取ってたけど推しくんと私の日本語の解釈に齟齬がありましたか??????ワーカホリックなのは知ってるし諦めてるけどさすがに気が狂ってないですか??????


…今年もマイペースに追いかけていくのであまり無茶しない程度にがんばって下さい。