生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

それが一番大事

3連休が終わってしまった!!!

 

クソほど暑い3日間だったらしい(他人事な理由は後述)ですが、皆様はいかがお過ごされましたでしょうか。ちなみにわたくしはと言うと、この3日間は以前こちらの記事で言っていた舞台に通っていました。

 

korilakku.hatenablog.com

 

東京に旅立つ前は、週末の高温予報を聞き、東京の人の暑い暑いという愚痴にヒートアイランドこわいな〜ってビビッてたんですが、いざ東京の地に降り立ってみると過ごしやすくてビックリしました。

いや暑いは暑いんですけど、風もあるし湿度も低いし、直射日光避けて汗を拭くタオルとウチワを持ち歩いていればそこまで騒ぎ立てるほどでもなくない…?って程度だったんで…。だってこの連休に入る前の地元の方が、連休の東京より圧倒的に暑かったんですよね。

東京人軟弱過ぎというより、私は体質的に熱を体内に溜め込んでしまうので大袈裟ではなく人の数倍は暑さに弱い人間で毎年夏の前半は身体が慣れるまで熱中症を繰り返すんですが、それでもやっぱり人間って住んでる地域の気温と湿度にある程度は慣らされる生き物なんだな…って実感しました。だって私が東京に逃げてる間の地元の最高気温、39度とかだったもんな。

それに加えて観劇遠征ということもあり、実際1日の8割くらいは屋内にいたため、暑い暑いと言われている東京で私的には思わぬ避暑の3連休となりました。いやでも実際この三日間で一番暑かったの、炎天下の外よりも二日目にフォロワーさんと飲んだエアコンろくに聞いてない新宿の某居酒屋だったわ…w

 

推しくんはというと、舞台が始まるその週に撮影で某海外(バレバレだったけど一応国名は明かしてないので伏せておきます)へ行くという相変わらずの意味不明スケジュールでしたが、稽古ロクに出てないにしてはいつになくユルくやってんな〜って思ってたら、そもそも稽古期間がめちゃくちゃ短い上に推しくんより稽古出てない人もいたみたいで…(笑)

まあ、脚本演出がお笑いの方だし、基本的に普段の舞台より大分ユルい現場だったんだろうな。終始楽しそうにやってたので良かったです。いや板の上が何より好きな人なので結果的にはわりといつも楽しそうではあるんですけど、全くピリピリしてない現場ってマジで久々だったなあっていう気がする。松ステですら、稽古期間の短さと全出演者中一の長ゼリフ&運動量のコントがあったせいで結構ピリピリしてましたからね…。

 

 

■モニタリンGood!〜それが大事〜

 

円盤は出ないと思うんでネタバレ全開でいきます。

 

良い意味で特に深い中身のないお話で、ほんとにただただ大笑いするだけの3日間6公演、最高に楽しかったです。

中身がないというと語弊があるけど、いい話的な要素ももちろんあるんですよ。ホロリとくるシーンもあります。でもあくまで吉本新喜劇における人情要素レベルで、そんなにガチで泣かせにきてる!みたいな感じではないんです。全編の8〜9割はギャグだし。しかもその人情シーンすら、最後の最後の大オチでそれら全て全否定されてしまう脚本なのでw

いやーほんとオチが最高でしたね!よくあるって言えばよくあるオチなので普通なら想像の範囲内ではあるんだけど、それまでのドンデン返しがあまりに多すぎてその可能性を忘れてしまう構造がすごいなというか。

例えばAとして出てきたキャラが実はBでした、と思いきやCでもありました!っていうのがほぼ全てのキャラにあって。そして後半それらをひとつひとつ解決する中でちょっとホロリとくる展開があり、最終的には良い話だったな〜の大団円で終わる…

でも最後の最後で、実はぜーんぶウソでした!っていうオチ。

 

物語の舞台はとあるカラオケボックス。そこでモニタリング形式の素人ドッキリの収録をしています。ドッキリの内容は、客が大事マンブラザーズバンドの「それが大事」を歌ったらご本人が乱入するというもの。よくあるやつね!

バラエティ番組のディレクターとカラオケの店長のボケツッコミを主軸に、カラオケにやってきたお客さんや関係者たちのドタバタが展開されていく、という構成。

推しくんで言うなら、最初は面接にやってきた切実にアルバイトを探している思いつめた青年として出てきます。のちにアルバイトを探している理由がインディーズでCDデビューする資金を貯めなければいけないミュージシャンだと発覚。かと思いきや、実は元芸人で、別件で揉めてる解散寸前のお笑いコンビの片われの元相方だったという。そんな感じでどの人も実は二重三重の設定があって、最終的にそのカラオケに集まった一見無関係な人たちがみんな何かしら関係があったりするわけです。

で、最終的にトラブルが全部解決してめでたしめでたし、客席も巻き込んだ「それが大事」の大合唱で物語は幕を下ろします!

…と思ったら、実は騙されていたのはディレクターただ一人で、ドッキリのターゲットもDその人。その他の全ての登場人物は劇団サウスアイランドの劇団員(と特別ゲストの大事マン氏)でしたー!という大オチで終わるのでした。

…こういうのって文字で説明すると面白さが全く伝わらないな!まあなんとなくそんな感じだったということだけ伝わればいいです。

 

ただそういう内容だから、ある意味本当の脚本そのものの面白さって初見が全てなんですよね…!

お笑いの人が中心の舞台なのでアドリブすごかったし細々としたネタが面白いので6公演ずっと笑いっぱなしでしたけど、後半の畳み掛けるようなドンデン返しのあげくの大オチの「ああ〜!!!w」感は完全に初見でしか味わえないものなので、誰もオチを知らない初日に見れてよかったなって思いました。

でも一度オチを知ってから見るとまた違った面白さがあるんですよ。モニタリングしている部屋の音が基本的には聞こえない設定なので(隠しマイクだったり店長に仕込んだピンマイクだったり外れた受話器などの色んな方法でちょいちょい音は拾うんですが)、サイレントで演技してるとこが結構あるんですが、全体のストーリーを知ってから二度目を見ると謎だったアクションがあっこれもしかしてあの話してるのか!ってわかったりするんですよ!そういうアハ体験的な面白さもありました。

劇場ロビーがカラオケボックスの受付風になってて出演者全員のカラオケ店あてのサインが飾ってあったり(日付は年度以外はご本人の誕生日だったんですけど、年の意味はわからなかった)アーティスト推しくんのサイン入りポスターが飾ってあったり(初日〜二日目までは普通のサインいりポスターだったのに、何故か最終日には漢字でフルネームをでかでかと書いたものに張り替えられてたんだけどなんで!?www)その辺も初日入場前はこれなんだろう…?って感じだったけど、見たらああ〜そういうことか!ってわかりました。そういう遊びが面白かったな!

 

あともう、推しくんの動きが終始おかしくてやばかったです。「人の動きじゃない」って言われてましたからね…www 

こんなにも突出した身体能力を余すところなく無駄遣いする舞台ある!?ってくらい縦横無尽に動いてたな…マジで全通出来てよかったっていう最大の理由が推しの様子のおかしさっていう。バンビショーのハイテンション幼児も松ステ2のドルオタチョロちゃんも相当様子がおかしかったですけど、推しくんの様子のおかしい演技ランキング(なんだそれ)を大幅に塗り替えましたね!

初日見た時はあまりのヤバさに、稽古期間少なすぎてあんまりセリフとかないからテンションと勢いだけでインパクトを残そうとしているのか!?と思ったけど(まあ多分それも若干はあったと思う)、後半はちゃんとお芝居していて安心?しました。w

日に日にエスカレートしていく推しくんの動き、今までで一番身体張ったかもしれない(本人談)ってよりによってこんな舞台でwwwって感じだけど本人楽しそうにやってたので良かったな。楽しいは正義ですね!石田さんに「俺の台本にはあそこまで書いてへん」って言われてましたけど…www

加藤さんとバトルするシーン(なんでバトルするのかはもう説明が面倒なので略)でも、最初は相撲とかプロレスみたいな感じだったのに途中でなんかやばいポーズになった時に久馬さんがアドリブで「えっ性行為…?」って言い出したせいで二人とも悪ノリしてマジで性行為っぽい絡みになってw 公演ごとにどんどんエスカレートして、楽はもう完全に大変なこと(抽象的な表現)になってました。別にラブシーンがあるとかでもないのに本題と全く関係のないところで推しの性行為(擬似)見せられる舞台とかある…?

 

あと先述のように泣けるシーンはあくまでホロリ程度なんですが、そんな味付けレベルの人情シーンですら、推しくんは…ガチ泣きしていました…。

ちょっとシリアスに過去を語る場面で、声の震え方が明らかに演技じゃないな…?って気づいて双眼鏡覗いたら、頬に!潤んだ目から溢れた涙が……!さすがいつでも泣ける俳優!

褒めてないです!だって作品の空気感ってあるやん!?あの瞬間確実に一人だけ違う舞台か!?みたいな空気出してたからね…w

推しくんの「いつでも泣ける」って決して涙腺をコントロールできるわけではなく、「いつでもキャラクターの感情に入り込める」と「単に涙腺がゆるい」の合わせ技なんですよね。というのは去年の某舞台ではっきりわかったし本人もそれっぽい事を言っていたんですが(笑)。確かに忍くん(推しくんの役名)が実在しててめっちゃ涙腺ゆるい系男子だったらあそこで泣くかもしれんけど、いやそれにしても涙腺ゆるすぎやろ。

 

あとね〜今回の推しくんの衣装はスーツだったんですが、スーツの推しくんほんと好きで!!推しくんみたいな童顔タイプってカジュアルな格好してる方がそこそこちゃんとした年齢に見えるというか、スーツみたいなかっちりした服装の方が童顔が強調されるんですよね〜かわいい。るひまでも紫吹さんにガチで子供と間違われてたもんな…。うっかり中学生くらいに見えるよねかわいい。贔屓目に見て大学生の就活。火花の時もビジュアルは解散後の不動産屋のシーンが一番好きだったな〜。火花は引退後の前髪ちょっとエクステで盛ってるのがそもそもめっちゃくちゃ可愛かったんですけど。あっ火花の話になってしまった。

でも、初見で元芸人だっていうのが明かされた瞬間「また解散する(した)芸人の役かよ!w」と内心でツッコミ入りました。(わざとだったっぽいですけどw)

 

 

火花と言えば、やっぱり今回のオファーはマジで火花がきっかけで石田さんに誘ってもらったっぽくて。そもそもその火花も、話がきた時期から察するにおそらくバンビショーでよしもとのえらいひとの目に止まったのかなって思うんですよね。そうやって推しくん自身が積み重ねてきたもので縁が繋がっていくんだなあってじーんときてしまった。

石田さんのこと冗談めかして恩人って言ってたけど、でも一度の共演で誘いたいと思われるようなお仕事をしたのは推しくん自身なんですよね。最近のお仕事内容を見てると、私が見てない間も推しくんがずっと積み重ねてきたものが10年経って実を結んでいるんだなあ、としみじみ思います。それを安易によかったねえと言ってしまうと、苦労してた時代をリアルに知らない新規が上から偉そうにってニュアンスになってしまいそうで難しいんですけど。

でも去年から急にかつて本気で辞めようと思ってた時期があったことを半分笑い話として頻繁にするようになって。それはそうやって辞めずにやってきた事が実を結んでいるのを、本人も手応えとして実感しているからこそなんだろうなと思うし、そういう時期にファンになれて良かったな〜とは新しいお仕事を見せてもらうたびに思うのです。

 

最後はなんかしんみりしちゃった!!推しくんじゃあるまいし(こら)泣くような舞台ではないです!!

 

 

あ〜ほんとに楽しい三日間だったな!

本当良い意味でな〜んにも残らないストーリーだった!というか、心に残ったことは「それが大事」が良い曲だなってことくらいです。いやヒット当時から知ってる世代ですけど、あんまり歌詞をじっくり噛みしめることってなかったので…特にBメロが歌詞も含めてすごく好きです。

でも多いようで少ない、少ないようで多い6枚のチケットが全部もぎられ尽くした時はやっぱり寂しかったな。始まったら終わるのが当たり前で、1枚1枚に全部楽しいが詰まってるんだけど、でもこの寂しさはどうしても慣れることはない。

ただ寂しいな〜とは思ってるんですが、いつものようなロスとはちょっと違う。3日間6公演という短い期間だったのもあるけど、作品ロスというよりは、東京の友達と久々に遊んで別れる時の寂しさに近い感情かも。不思議といつになく終わることを受け入れてるんですよね。

 

ここにあなたが居ないのが淋しいのじゃなくて

ここにあなたが居ないと思うことが淋しい

 

「それが大事」の私が一番好きな歌詞なんですけど、まさにこれなのかな、って思いました。ロスって実際は終わったことそのものよりも、終わったことでその作品の思い出が自分の中からどうしたって薄れて消えていくのが寂しいんですよね。

円盤出ないことも寂しいっちゃ寂しいけど(推しくんの様子のおかしい動きとかもっと何度も見返したかった)なんか作品の性質上かな?それはそれでいっか〜、あれは現場で見れたから楽しいんだな!っていう気持ちがいつになくあります。バンビや火花は今でも円盤出して欲しいって思い続けてるけど、今回はそれがない。そっかー出ないか、まあそうだろうな!みたいな感じ。

でも、だからこそ、全公演見れて良かったって改めて思います。

 

 

色々書いたけどこの3連休も推しくんはすばらしい役者さんだったし推しくんのことが大好きだったな〜ってことです!

また秋に向けて粛々と働こう……。