夢の全通
よわよわ地方おたくの私。
推しくんを推し始めて、この度初めてひとつの舞台での全通が叶うことになりました…!
…って言っても、たった3日間6公演ですけどw
実を言うと私は別に『全通』そのものに特別ステイタスを感じている人間ではありません。
それこそ30公演のロングランと5公演の舞台、どちらも全部行けば全通ですよね。でも使ったお金や時間や労力は当たり前に全然違うわけですし。映像中心で舞台の仕事がそう多くない推しと、年中舞台に出てる推しとでは同じ全通でもハードルの高さは違います。また人気俳優、特に激戦の2.5にばかり出る俳優が推しだと、高額転売に一切手を出すことなく全通するなんてよっぽど人並み外れた幸運と人望がない限りはまず難しいと思います。
結局、推しの仕事内容や作品によって全通のハードルって全然違うし人それぞれの家庭環境などによっても違うので、そんなにステイタスになるようなものではないと思うんですよね。
お金と暇が有り余っていて純粋に自分が行きたいところ全部行けるとしたら結果全通になることもままあるでしょうけど(今の私の環境ではとても無理な話ですが)、例えそうであったとしても実際はババアは何度か多ステして5〜6日連続で通うだけでも相当体力がきつかったので(苦笑)肉体的に長期舞台の全通は厳しいよな…と思ってます。ヨボヨボ。
そんなわけで、最初に書いたように私は『全通』という行為そのものにそんなに誇れるような価値があるとは思っていません。
もちろん全通してる人をバカにしてるわけではないです、むしろ素直にすごいと思います。ただ全通の価値って全部通うことそのものではなくて、「1つの作品で誰よりも(同等の人はいるけど「上」はいないという意味で)たくさんの公演にお金を落とし、誰よりもたくさんその舞台の推しの演技を見た」ということだと思うんです。推しの舞台に通うのに、皆勤賞そのものは別に誇るようなものではないと思っています。
思ってますが、なかなか全通する機会に恵まれなかった地方貧乏よわよわおたくとしては、やっぱりどっかしら『全通』という言葉に憧れがあったわけで。田舎モンが都会に憧れるみたいな種類のアレです。
だって全通するってことは、その作品の推しの演技をひとつも見逃さないってことなんですよ。いやそりゃ全通なんだから当たり前だけど、それってよわよわおたくにはひとつの夢でした。
1日しかないライブマチソワなら確かに全通したことはありますけど、そういうのじゃなくて。短い日数でもいいからちゃんと舞台として推しが板を踏ませて貰えるものを、一度くらいは全公演余さず見てみたい。ずっとぼんやり夢見ていました。それがまさかこんなに突然叶うとは。
その舞台でどんな役をやるのかはわからないけど、6公演やる中に「私が見れなかった◯◯くん」は存在しないんですよ。大好きなあの舞台もこの舞台も、見に行けなかった回のアドリブを聞いて何度も悔しい思いをしました。それがひとつもないんですよ。えっ…すごい…すごいな全通…!?
たった3日間6公演。いつも一週間以上ある公演を皆勤精勤の人には鼻で笑われるような回数でしょうけど、私は全ての推しくんを見られるというその事実がとても嬉しい…。今、私は菩薩のような気持ちになっている。
ただ全通してもしなくても、好きになった舞台が終わる時は結局もっともっと観たかったって思うんだろうなって思うと、やっぱりそういう意味では全通することにそこまで意味はないのかも知れないなーとも思います。
そう考えてしまうのは、2週続けて推しくんの舞台が終わってしまって少なからず喪失感も抱えているからでしょうか。
全通って確かにすごい。実現して嬉しい。けど、どんなにお金と暇があったとしても、どんなにすごくすごく大好きな舞台でも。どんな大金持ちだって超人だって「全通」以上は通えないんですよ。そんな当たり前のことに改めて気付き、なんだか寂しい気持ちになったりしました。
やっぱり『全通』そのものはステイタスだとは思えない、ってそういうことなんだなあ。
とりあえずささやかとは言えひとつの夢が叶って一区切りついた気持ちなので、そろそろまったりゆるオタに戻れたらいいなあと思っています。(もう口座が息をしていない)
お題箱返信(投稿内容は略させていただきます)
赤司くんの中の人のおたくさん>喜んで頂けて良かったです…!あんまりまだご本人を存じ上げないので内容薄くて申し訳なかったのですが、本当に黒ステで大好きになったのでリップサービスとかでなくこれからいっぱい彼のこと知っていきたいなあと思います^^
推しさんを通して赤司くん好きになってくださいましたら、ぜひラストゲームまで見てあげてください…!そして一緒にキャス変なしでのラスゲ舞台化を祈ってください!(?)
あと例の件ですがやっぱりビンゴでした…w いつかどこかでお会いすることがありましたらそっとよろしくお願いします。