生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

ショウマストゴーオン、とは限らない〜おそ松さんonSTAGE3

こんにちは私です。

 

尼崎通いが終わり絶賛体調崩して寝込んでましたが元気です。(盛大な矛盾)あと某鬼のなんたらのチケあまりに取れなさすぎて心が死んでますが元気ry某年越しのフェスに一次先行終わった段階でぶっこまれてキレ倒してますけどry

いやマジでぶっ●すぞavex(伏せない)

 

 

 

そんなわけで始まってました、おそ松さんオンステージ3。

色々あるけどまあたのしい!!!

なんだかんだ言って推しのオタクとしての私にとって原点であり、初期ほどの情熱はなくなったものの原作はずっと大好きなアニメであり、なので実家のような故郷のような安心感があるんですよね。

 

大きい方のライブの解禁もあり、コンテンツとしてはまだまだ盛り上がってるしそもそも特にラストと明言されてるわけではないけど、初演からの松ステのファンとしては少なくともSIX MENS SHOW TIMEのカタチとしてはそろそろ難しいかな…今回でラストかなあ…と思いながら通ってます。

そう思う理由はまあ色々あるんですけど…一番は、松ステが始まってからこれまでの3年間で時代が大きく変わったことかな。松ステは「そもそもがオタクしか見てないようなアニメを原作とした2.5次元の舞台」というかなり限定された摂取環境だから許されていたであろうネタのカタマリみたいな作品です。でも、そういうものにまで難癖を付ける人たちの声が、ここ1〜2年で昔に比べて圧倒的に大きくなりました。それ自体が悪いこととは思いません、女性の権利は昔に比べてよくなったと思うし。でもいろんな芸人さんがライブでしか出さない、不特定多数が視聴するテレビでやったわけでもないのに不謹慎だとか差別的だとかで頭を下げてネタを封印したりしてる世の中で、松ステのやってる下ネタ満載のナンセンスギャグってやっぱり昭和の感覚の延長なので、正直そろそろ限界かなと思うところがある。つまらないという意味ではなく、私は好きなんですけど…。

そしてイベント程度の日数ならともかく、あのメイン12人全員のスケジュールを「一定期間の舞台」という形で拘束するのはいい加減難しいだろうこと。

あとはまあ…主催のエryの最近の金のかき集め方がマジで末期感あるな…っていう…。なんか目の前の現金に必死な商売してるんですよね、あからさまに。天下のエry様のはずなんだけど経営心配してしまうレベル。これは推しの関わる別コンテンツでも感じてたことですが…

 

と、まあそんな色々あって背水の陣みたいな気持ちで挑んだ現場ですけど、内容が内容なので始まれば普通に楽しいです。

でも2日目のマチネがある意味一番楽しかったな〜!www

 

2日目マチネ、知ってる人もいるかと思いますが、私の推しのオタクとしての数年だけでなく、さらにその前も含んだ長い長い観劇人生でも経験したことのない、初めての事件がありました。

松ステはだいたいいつも(細かいアドリブはさておき)一部のコント等の脚本が2パターン用意されており、それを回がわりで交互にやります。今回はゲネには入れなかったけど、前回ゲネ見た感じゲネは初回と同じ本をやるので、初日見た時点ではどこが回がわりなのか客にはわかんないんですよね。

そして過去2回必ず回がわりだったいわゆるアバンタイトルにあたるOP前コントが今回はなかった。

そんな感じなので、初日ソワレの初回公演を観た翌日の2日目マチネ、どこが回がわりかなあ〜とワクワクしながら開演。

今回はなんと、OP自体が2パターンでした。

松ステ2のOPと同じ君子危うくが始まってびっくり。初日はとにかく夢中で内容はっきり覚えてないまでも、あれ?確かに昨日ははなまるぴっぴだったよな…!?もしかしてOP自体回がわり?と大興奮…も、次の瞬間なんか違和感。

違和感の正体にはすぐ気付いた。背景のセットが真っ白いんです。つまり、マッピング投影が一切ない。

最初は曲が違うから今回は君子の方はこういう感じなのかな…?と思ったけど、出演者の名前がここで出ないのはおかしいのと、一松が登場する時にいつもマッピングに映るでっかいネコの動きにリアクションする(尻尾にじゃれたり驚いたり)んですが若干戸惑いながらもその動きを「してる」んですよ。背景が真っ白なのに、ネコチャンがいるはずのリアクションをしているの。この時点で、ああこれやっぱマッピング投影出来てないな、事故だなーと気付きました。

更にそれを裏付けたのが、そのあとコント群が始まる前に壮大な音楽のあとに松野家のセットに「おそ松さんの一年」っていう総合サブタイみたいなのが初日は出たんですが、これが出なかったので、あっこれ完全に投影ミスってんなと。

でもそのあと、普通〜〜に初日と同じ正月コントが始まったんですよね。なので最初は、あ、たいしたことないのかな?すぐ治るのかな?と思った。一発目のコントは喜劇ノリの松野家ネタでマッピング使わないので、その間に調整できる程度なんだろうなーとそのときは思いました。

コント中はそんな感じでしばらく忘れてたんですが、コント終わり近くでお父さんが長男の繰り出した技を跳ね返すシーンがあって、ここで確かに初日にあったはずのそのエフェクトが出なかったんですよね。それで再びあれ?今日は調子悪いな?撮影入る日じゃなくて良かったね〜と思いつつ…

と、次のF6の節分コントが入りのSEだけ入ったあとなかなか始まらない。ここでいよいよあれっ今日これやばいんじゃないかなと思い始める。……と、本来ならF6が板付きで照明が上がるはずなのに、何故か客電ごと場内が明るくなる。流石に初日を知らない人でもおかしいことに薄々気付いてざわつく観客。

そこになんと、ヒョコヒョコと推しが1人で出て来ました。(笑)ダブルミーニング推し。推しが演じる推しキャラのチョロ松くん、が一人で出てきて、0番で頭を下げる。

あーこれ中止かな…と思ったら。

 

「すみませんちょっと諸事情で…申し訳ないんですが、30分だけ時間をください!!!!!」

 

えええwwwwwうそでしょwwwwwww

チョロ松くんがあれがそれしてまして…みたいな雑な説明(になってない)をした後「まあここにこうして僕が一人で説明に出てくるということは、やはり僕が一番常識人……」と言いかけたところで長男が「俺もいるよー!!」と飛び出して来て「機材トラブルです!!」「あっ言っちゃうんだ」「というわけで僕たちに30分時間をください!!」「そのくだりさっきやったよ」みたいな漫才を繰り広げた挙句「30分後に、もう一度頭からやり直します!なのでさっき見た!と思ってもちゃんと笑って下さい!」って言ってなんかわちゃわちゃして去って行きました。www

そしてグダグダな雰囲気のまま始まる30分休憩……www

いや、そんなことある!?wwwww

すごい貴重な体験だったし、完全イレギュラーアドリブの速度漫才観れたのめちゃめちゃ得したし別に元々マチソワ予定で急いでるわけでもないし、で別に全然私はむしろラッキーなやつだったから良いんですけど、いや、でもそんなことある!?wwwwww

 

舞台の世界って、基本ショウマストゴーオンが合言葉じゃないですか。何があっても芝居は止められない、問題があれば板の上にいる人たちがなんとかする、そういう世界。これは元々演劇好きだから前から知ってた理念だけど、A3でも散々出て来た概念で。それすらどうしても無理な場合はむしろ、普通は中止になると思う。同じ大きな機材トラブルの記憶だと確か髑髏城の月でステアラがトラブル?で中止になった回があったと記憶してるけど、あれは開演前に中止が発表されてましたよね。

 

でも松ステに限っては、ショウマストゴーオンではなかった。w

あとで考えたら、もう頭から明らかにトラブッてたんだよ。(笑)OPで止めろよ!www 普通に「これ出来るんじゃない?」で途中までやった挙句に「ごめんやっぱ無理だわ!このあとのコントからはちゃめちゃにマッピング使うんだったわ!!ちょっと直すから客はそこで待っててくれよな!!」って、ほんとそんなことある!?www(3回目)

 

たぶんこれがシリアスなお芝居ならこうは行かなかったかも知れない。でも松ステならまあこういうこともあるかなーと思っちゃうんだよなあ。wいや、ダメなんだけど!金取ってる以上あってはならないトラブルなんだけどね!?これが原因で最後まで見られなかった人もいるだろうし(マチネとはいえ実際途中退席結構いた)。でもなんか、松ステなら仕方ないな〜みたいなゆる〜い空気が客席にもあって、誰一人怒ってなくて、みんななんだよこれwwwって笑ってて、そして30分の休憩の間にトイレ行ったり外でお菓子食べたり席でお喋りしたり仮眠したり自由にし始めて、ああこれ松の現場だなあ〜と思いました。w

20分ほど経った頃にマッピングのテスト投影が始まって(客入れたままwww)成功するたびに拍手と歓声が起こり始めて、なんかズレたりしたら「頑張って!」ってマッピング応援上映みたいになってたのも面白かったな!w

最終的にたぶん40分くらいかかったんだけど、長男が出てきて3分後に始めます!って言って普通に1からやり直し。ちゃんとOPからマッピングがありました。(笑)

チョロ松くんが盛大に滑って「…今のは無かったことに」って言うところまでがワンパッケージのネタがあったんだけど、これさすがに同じこと2回やったせいで結構ウケた上に拍手まで起こっちゃってチョロ松くんが苦笑いで咄嗟に「今日はなんだか調子がいいな!」って言ったの笑った。この流れのせいか、だんだんそこで普通に拍手起こるようになってしまったんだけどwこういう本来の脚本無視した流れが出来てきちゃうのも松ステならではだなあ。

 

とにかくほんと貴重な体験をしました!

まあ2度とないに越したことないんだけど、なかなかあの30分強をあの日のあの回を観た観客だけが共有した感じ、不思議で面白かったです。

ちなみにたぶんこの影響でソワレも10分ちょい押しました。今回の松ステ、休憩なしの2時間半でいつもより長めなので何があっても良いようにトイレは済ませておこうね!(?)

 

そんなわけでのろのろブログ書いてたらもう今日は舞浜初日です。今回西東のステージの構造が全然違うのもあって、舞浜もどうなってるかめちゃ楽しみだな〜!