生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

そしてまた、次の現場へ

松ステが終わってしまった。

 

 

やっぱり大好きな舞台だった。

忘れもしない9月24日、マネさんの口からついでのように「そういえば明日ひとつ解禁ありますよ〜」って言われた翌日の大発表から、ずっとずっと始まるのを楽しみにしてた。ずいぶん先のことだなあ、まだかなまだかなって何ヶ月たってもずっと思ってたし、チケット落ちまくって病みに病んだりもしたけど、そんなこんなで推しくんを追っかけつつふと気付いたらもう明日から松ステ!?って感じで。

 

始まってみれば、あっという間だ。

 

最後までほんとに楽しい舞台だった。大千秋楽も相変わらずでほんと前回と同じく、熟れすぎてこれ円盤収録すんだよわかってる!?って何度も言いたくなるほどひどいアドリブの連発だったけどwだからこそ何度も見た内容なのに本当にいっぱい笑ったし、カテコは4回やったけど、それでも明日休演してまた明後日やるのかな?って思ってしまうほどいつも通りに終わった。

だから終わった瞬間はそんなに泣けなかった、むしろあそこであんなことしてたとかあんなこと言ってたとか反芻するのにただただ忙しくて。あと、まあ25日にフェスあるしってのもあって。

 

でも、うちに帰ってあらためてこのブログを書いてたら、すごく寂しくなって泣いてしまった。

 

もう明日からはみんな、思い出話くらいはすることはあっても松ステの現場からは誰も呟かないし、ロスだなんだって言いながらそれぞれ別の現場に散っていくんだなあ。

二週間後、もう一度彼らに会えるけど、それが終わるともう大好きなあの子には会える保証はないんだなあと思うとそこはかとなく寂しい。

 

 

そもそも私は松ステで泣く女だった。

と言っても、松定番のお涙頂戴的人情コントで泣くわけではない。初演の時は、アニメが終わってしばらく経ってて、二期の気配も全く感じられなくて、やっぱり記念作品だから二期やんないのかなあなんて絶望していた頃だった。だから初日にオープニングが流れた瞬間に、松が帰ってきた、と思ってぼろぼろ泣いた。今回はアニメ二期と同時進行でそういう方向での感涙はなかったけど、もう今は「松ステ」そのものを好きになっていたから、オープニングで「松ステが帰ってきた」と思ってぼろぼろ泣いた。一部の痛々しい声のでかいファンのマナーと下品な内容のせいで嫌ってる人は多いけど、私には本当に原作も舞台も大好きで大切な作品です。

 

始まりがあれば当然終わりはあるし、そこまでロングランでもないし、まあ終わらないことにはみんな次の仕事が出来ないし、終わるしかないんだけど、すごくすごく寂しいし悲しい。寂しい以外の語彙がない。松はまだどうなるかわからないけど、わからないということは二度とないかも知れないわけで、でもこれで終わると言われていない以上は何年かかってもまたやってくれるかも知れないわけで。けど、仮に来年あたりにまたあったとしても、全員揃って引き継げるかもわからない。最後を示されないというのは、良くも悪くもそういうことなんだよなあ。

どんなに寂しがっても推しくんはもう同時進行で次の舞台の稽古とライブのリハをやっているし、春アニメのアテレコもしている。じき、もう一本の舞台の稽古も始まるんだろう。

推しくんはその辺いつもわりとドライで、勿論思い入れの強い舞台が終わったらロスだロスだって言ってるし実際寂しそうにはするんだけど、数日後にはもう新しいカンパニーに馴染んでいる。彼ほどの仕事量をこなしてたらそうそうウェットじゃやっていけないんだろうなと頭では勿論わかってるけど、私のような湿っぽいおたくはたまに気持ちが置いてけぼりになる時もある。

けど、推しくんが寂しいなんて言ってられないように、推しくんを追いかけている私も寂しいなんて言ってる暇はないんだよなあ。

自分が好きでやってることだし、推しの仕事が切れ目なく続くのは嬉しいことではあるけど、浸る暇すらろくに与えられないのはちょっとしょんぼりするおたくだよ。

 

 

そんな推しくんはもう一週間後には別作品のライブで、そこで私はまた、推しくんが演じる大好きなキャラとさよならしないといけない。

そっちは、公式からきちんとお膳立てされた『本当の最後』。

前述の松ステの話でも触れたけど、人気があればコロコロとキャス変しながらもコンテンツとして続いていくことを選ぶ舞台が今や普通な中で、引退してしまった方を覗いてフルメンバーそろって「これが最後です」とお別れの場を用意してもらえる2.5次元作品というのは、なんだかんだとてもありがたいことなんだろうなと思う。

やだやだやだ、って泣き叫んで子供みたいに駄々をこねたい気持ちも勿論ある。

でも、コンテンツが続いていっていつか推しくんじゃないあの人が生まれるよりは、私にとってのあの人は推しくんのままで終わって欲しい。だから、このお別れには感謝している。

でもその数日後には松のライブで、アニメ二期も終わるし、とりあえず松の方も一段落となってしまう。

二次元おたくと俳優おたくを兼任している人の間で度々話題になる「推しが推しを演じる」ということ。私はその「推しが演じている推し」と二週続けてバイバイしないといけないんだなあ…って思うとなんでこういうスケジュールになってしまったのか遠い目になるんだけど。それはきっと推しくんも同じなんだよなあ。

 

 

は〜〜寂しい寂しいしか言ってない何の内容もないブログで申し訳ないんですけど、そもそも松ステ自体が別に特に考えさせられるような内容の舞台でもないからね!w

頭からっぽにして楽しむ舞台だから。

だからこそ、終わってしまった今、虚無に近い寂しさだけが襲ってくるのだなあ。

 

松ステでこんなんで、10日後の私、精神的に生きてるだろうか。