生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

推しが推しを演じるということ

みやまさんのブログを拝見していて、ハッとした一文がありました。

 

ものすごく思い入れのある作品やキャラクターを、自分の推しが演じるとなったらどうするかちょっと教えてほしいです。実現可能性とかはひとまず置いといてください。もう既にそういう経験があったよ!って方は、その時どんなことを思ってたかでもOKです。

お題箱返答 - 好きなキャラの変更について - 行く末トーキー

 

 

これ!これ拝見して、あらためて自分が結構二次元出身俳優オタクとしては特殊事例なのでは?って思って。もちろん他にも同じ様な方いらっしゃるかも知れないんですけども。たぶんさすがに少数派だと思うんですよね。

何がって、後付けとか大袈裟でなく、今の推しくんは私の二次元最愛キャラを3人も演じてるんです。

 

 

二次元での作中最推しキャラ、しかも元々めっちゃ思い入れの強い原作の中で特段思い入れの強いキャラ…言うなれば『歴代嫁』ってやつ。

それが舞台化された時、二次元出身の俳優おたくとして「推しが推しを演じている」状態になるのって通常は以下の2パターンだと思います。

 

・原作目当てで観劇し最推しキャラを演じた俳優のファンになる

・もともと好きな俳優が、最推しキャラに抜擢される

 

前者はまあ推しとの出会いとしてよくあるパターン。私も再三語っている様に、推しくんとの出会いはこれでした。

後者はとても「運の良い」出来事だと思います。めちゃくちゃ嬉しいけどその反面情緒もぐちゃぐちゃにされるし、三次元の推しと二次元の推しの趣味が拮抗していれば良いけれど、そうでない場合人によっては推しとの解釈違いという地獄を見る場合もあります。

でも「推しが推しを演じる」という状況が単純に嬉しい!という人にとっては、とてもとても幸運な出来事ではないでしょうか。

 

過去エントリでそれぞれ詳細は語っていますが、私の場合前者のパターンで推しくんに出会い、そして過去に遡ると後者が二度も起こっていたという、なかなか複雑な感じなんですよね。

2次元でものすごく思い入れのある作品の一番思い入れのあるキャラクターを過去に推しが演じていたけど、舞台化自体をスルーしていた。でも別の作品の最愛キャラをきっかけに推しと本格的に出会ってしまったせいでそのキャラを演じる推しとも向き合うことになった、みたいな……説明が難しいな!

 

しかし考えてみれば、推しを好きになったのと関係なく、思い入れのめちゃくちゃ強いキャラを3人も同じ人間が三次元で演じてるのすごくない…?ってたまにふと思います。いや、まじですごくない?声優ならまだよくあることだけど、2.5次元ですよ。

2.5次元自体に偏見はない人間ですが、それでも二次元おたくとして、すべての2.5次元舞台が受け入れられるわけではないです。三次元の人間が演じることに抵抗があったり、舞台化自体は抵抗がなくてもあんまり興味が湧かない作品も当然あります。

先の2作品はそんな感じで、舞台化はもちろん原作ファンなのでリアルタイムで知ってはいたけど、完全にスルーしていたんですよね。今なら舞台はいいや、と思った作品でも出演者は把握してますが、当時は舞台界隈から離れていた時期だったこともありスルーした時点で誰が出てるのかとかわざわざ調べないですしね。

もちろん元オタクだったので界隈に全く疎いわけではないのと、周りにファンがいたのでうすらぼんやりとは知ってはいたけど、まあ興味ないわみたいな。

そんな感じだったので、推しくんを本格的に推そうと決めてから「そういえばあの子もあの子もこの人じゃん……!?」とびっくりしました。

 

まじで運命なのでは?!というのはまあ冗談としても、そういう役(私にとっての歴代最愛キャラ)を3人も与えられる推しくん本人にも、きっと最初から私が好きになる要素があったんだろうなあと今は思います。

そして遅れてファンになったド新規であるにもかかわらず、どちらのキャラともギリギリのタイミングでリアルタイムで追う事が出来たってのもすごい。

「3人目」が私を推しくんに出会わせてくれたのが三次元のその2人をリアタイで追いかけられるギリギリのタイミングだったんだと思うと、まあやっぱりちょっと運命というか不思議な巡り合わせみたいなものは感じます。

 

それぞれの最愛キャラを演じる推しに向き合った時の情緒は過去エントリで語ってるので省くとして。

結果として言えば、どのキャラも私は推しくんが演じてくれててよかったなあと今は思います。それは私が推しくんを好きになってから触れたのでもちろん贔屓目もあるかも知れない。でもそれを差し引いても、この人が私の大好きな彼らで良かったなあと思えた。

リアルタイムで推しくんがそのキャラを演じてくれていた時間は殆ど追えなかったけれど、でも推しくんが私の大好きなキャラクターと出会って大切にしてくれた日々は新参の私にも今でもちゃんと心から伝わってきます。そしてそれをちゃんと自分の言葉で私に教えてくれたことが、本当に嬉しかったんですよ。

何より、私の大好きだった子が、彼という俳優を板の上につなぎとめた張本人だということ。それがなければ私は推しくんと出会っていないので、やっぱりちょっと不思議な巡り合わせだよなあと思います。

 

 

そんなわけで、すでに私にとって思い入れのありすぎるキャラを3人も演じている推しくんですが、つまり逆にいうときっかけのキャラ以外は既にキャスティング済みのものだったので、本当の意味で私は「推しが推しを演じるという青天の霹靂」には今のところまだ出会ってないわけなんですよね。

 

で、この先万が一推しくんが演じる事になったら私の情緒が死にまくるほど思い入れの強いキャラクターってのを考えてみました。

正直それくらい衝撃受けそうなほど愛したキャラってもうあと3人しか心当たりがないんですが…たぶん3人とももう推しくんがやる可能性はないだろうなとは思うんですよね。

 

ひとりは多分今更舞台化とかはないだろうと思うし、万が一あったとしても推しくんはまずないだろうなあと。

菊地秀行魔界都市マンサーチャーシリーズのせんべい屋さんなんですけど、知ってる人いるかな。正直せっちゃんの傾国の美貌は!三次元で表現出来るようなものではない!!!と思ってるので(イメージです)、というかなんなら二次元もだめです!アニメや漫画もいらない。私の脳内のせっちゃんだけが真実だょ…くらい拗らせているので…。

あと内容です。エログロもあるし、何より戦闘シーンの表現とか…でも現代の2.5次元演劇の演出技術ならおそらく表現としては舞台化全然可能だとは思うので、興味としてやってほしさもちょっとあるかもしれん。

魔王伝とか単独でも全然読めるし舞台向けのストーリーだと思うけどどうかな…!この際俳優自体にはよほどアレでない限りは妥協するので!どっか金かけて作って欲しい!

もし、もしも舞台化されてせっちゃんが推しくんだったら私は血を吐いてしにます。のでいっそどうでもいい俳優(超失礼)の方がかえって気が楽かもしれない〜!本題とズレてきてしまった!でも魔王伝の舞台化めっちゃ見たいです。

ただメインキャラは顔面だけはハイパー美形を呼んできてくれ!

 

もう一人は、刀剣乱舞の小夜左文字。

こちらステではすでにキャストがいらっしゃるからステはないだろうと思います。あとステのお小夜が個人的に解釈違い(刀は本丸の数だけ可能性があるのが良い所だと思っているのでステの小夜はあれで良いと思うんですが、うちの本丸のお小夜とは全然違うので「私の好きなキャラ」ではないという意味で)なので、あれをそのままもし推しくんがやったとしたら…という想像でも微妙なところではあります。

ネルケと縁のないマベ囲われ組なのでミュは現実問題としてなさそうですが、まああくまで想像なのでミュに出てくるなら…うーん、でもどちらかというとミュ派の私ですが、ミュに出てくるお小夜を想像してもやっぱりこう、私の好きなお小夜とは違うかな?という気がする。

どちらにせよ、『思い入れの強いキャラ』かと言われると微妙な感じですね。お小夜のことはめちゃくちゃ愛してるけど、それはうちの本丸のお小夜の話なので。だからミュステどっちにしろもしキャスティングされたらという想像をしたら、さほど衝撃も受けずわ〜推しくんのお小夜!楽しみ!って感じで普通に受け入れるのかなあ…。その時にならないとわからない!

うちの本丸が舞台化されたら(されない)それはもうめっちゃくちゃ沸くし血を吐くしお小夜おおおおおおお;;;;;;;;;ってなると思います。あっでもうちの本丸を舞台化するなら(されない)推しくんは蛍丸ちゃんの方がいいな…!!蛍丸ちゃんはうちで超初期に出てくれた大太刀で、最初の調整前の大太刀一強時代にハイパーお世話になりまくったちびっこなのでめちゃくちゃ思い入れが強いです。っていうかでっかい刀を振り回すちびっこって推しくんに似合いすぎませんか…あっそうだよ、蛍丸ちゃんならステでもミュでも多少解釈違いでも推しくんなら全力で愛せる気がするな!推しくん蛍丸やろう!話が逸れ過ぎ!

 

あともうひとり、キャラクター的には推しくんが演じそうな可能性もゼロではないんだけど、まずないだろうと言い切れるキャラがいます。

私が人生で一番愛した二次元キャラなんですけどね。

なんでないと言い切れるかって言うと、もうすでに演者が存在するからなんですよね。そして絶対その人からキャス変はないだろうと確信が持てるからです。

何故ならそれは黒子テツヤくんだから。

そう、声の推しが、舞台でもキャストをやっているんです。

黒ステという作品は彼が黒子テツヤであることから始まっていると思うので、彼が続投出来ない時はおそらくカンパニーが終わる時なのではないかなあと思うし、正直そうあって欲しいとも思うんですよね。なかなかもうすっかり声優としてハイパーいそがしい人なので、長期の舞台に拘束するのは難しい部分もあると思うんですが。

なのでifでも推しくんがやるならって想像が出来ないんだよな〜…だってその可能性がある時ってのはキャス変ってことじゃないですか…むり…。想像しただけで泣きそうになるから無理だし、絶対推しくんの新しい仕事、しかも大抜擢を心から喜べないと思うから絶対に起こらないで欲しい。起こらねえよ。

う〜〜〜んでもifのifのif×1000くらいで一応考えてみると、正直純粋な見た目だけならわりと理想の黒子さんになるのでは…とは思ってます。そりゃあ見た目だけでぶっちゃけて言うなら多分今の黒子さんよりも私好みだと思う。

でも違うんだよ、『ステの黒子さん』はもう絶対あのビジュアルなんだよ。

私たち初期からの原作オタクは、それこそ色んなものを乗り越えて乗り越えて黒ステに辿り着いたし、彼本人が演じる是非についてだって別にアニメが好きだからあっさり受け入れたわけではなく(そういう人もいるかもだけど)もう初演の時に散々葛藤した末に受け入れたことなので。だからこそあれだけは本当に「トクベツ」であって、例え推しくんであろうと他のキャストに変わるなんて絶対考えられないんだよな。

…黒ステへのこだわりの話になってしまった。

 

話が逸れまくってますが(グループから外すので許して欲しい)、あとこの先推しくんが演じることになったら私がめちゃくちゃ葛藤しそうなくらい思い入れの強すぎる好きキャラって鹿目まどかちゃんくらいなので(ない)(あったらむしろ見てみたい)(全通する)私はこの先の推しくんの2.5お仕事は比較的穏やかに受け入れられると思っています。

 

それはそれとして、ハマッて以降も過去を遡っても、知ってる原作だと2〜3推しくらいのキャラだったり思い入れはそこまでじゃなくてもこの中ならこの子が一番好みかも…っていうキャラには8〜9割の打率で推しくんは食い込んでるので、まあ基本的に私の二次元の好みと推しくんのパブリックイメージとはかなり近いんだろうな…という気はする。

そう考えると、これから先にまたすごく好きになるキャラに出会ってしまった時の方がやばいかも知れないですね!三度あることは四度あるかも知れないし。(?)