生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

2018推し事はじめ:文豪ストレイドッグス

2018年推し事はじめ、および推しくんはじめは文ステこと舞台「文豪ストレイドッグス」でした。

推し事始めというか厳密には大晦日のステフェスがあったので今年に入って二度目の生推しくんなんですけど、個人的にカウントダウン系のイベントって「昨年度の遺産」ってイメージなので今年の推し事にはカウント出来ないんですよね、気持ち的に。

そういうわけで2018年初推しです!

 

 

いや〜〜素直に面白かった!

原作知ってるから推しくんの出番少ないであろうことは言われる前から予想がついてたのであんまりチケ取らなかったんですが、そのことを後悔するくらいには面白かった!大阪二日間とも行きたかったし東京も行きたかった…。あと贅沢な話ではあるんですけど、2公演取って両方とも自引き最前だったため、あの内容なら1公演くらい後ろの方の席で観たかったなあと。

お金に余裕があったら当日券チャレンジしてたんですけどね…ちょっと春あたりに全力注ぎたい舞台が多過ぎて、さすがにここで軽率にお金を使うことは出来なかった。

大楽LVは取ってるのでそれまでおとなしくお留守番です。

 

私はアニメ&原作は小説版以外は全部見たんですが、未履修の友達やフォロワーさんも「エンタメ舞台としてすごく面白かった」って言ってたので、原作知らなくてもぼんやりキャラ把握してるくらいで全然楽しめると思います。

ただ典型的2.5次元文法!って感じの脚本演出演技ではあるので、そこは向き不向きはあるかも知れません。黒ステ好きな人はたぶん好きなんじゃないかな!良くも悪くも、わかりやすくやしきさんの舞台だ…!って感じですw

 

個人的にすごく良かったのは異能力の表現方法。

正直あれ舞台でやるの難しいのでは?と思ってたというか、出来なくはないだろうけど最近の2.5流行りの演出みたいに変にマッピング多用するとすごい安っぽくなる気はしてたのです。でも、そこをあえてアナログに近い表現(もちろん音響照明はめちゃめちゃ駆使してますけど)での演出にしてたのが、すごく舞台らしくて良かった。

やしきさんも普段から仰ってる様に「今の技術でならアニメに近い事を舞台でやろうと思えば出来るけど、それより舞台は舞台演劇としての表現をしたい」っていうの、まさにそれを象徴するような作品だったなと!!

いや〜独特な演出なので相性はあるとは思うんですが、本当面白かったので興味のある人はぜひ見てほしいです。チケット完売はしてますけど、東京も多分当日券出るし(大阪は12日は当券余裕あったっぽいです)、LVはまだ取れるとこ多いので!

 

物語としては、アニメでいうと1stシーズン10話までで敦メインのエピソードを、多少話を前後させたり途中さっくり略されたりしながらもうまくまとめられていた感じでした。

ああ、一作で切るならそこまでだよね!と、とても納得の行く終わり方だった。武装探偵社とポートマフィアのおおよそメイン全キャラを紹介して人間関係もざっくり説明、敦の第一段階の心と能力の成長までを描いてるので、本当にひとつの作品として実に綺麗にまとめたな、と。

平気で「続く!」ってやる2.5も多い中(あ、別にdisではないです。そもそも現2.5の始祖であるテニミュがそうだし…w)、仮にここで終わっても不自然ではないっていう、ジャンプの読み切りみたいにとても整った脚本だった。それでいて、原作ファンから見ると次回作があるならそこに繋がる伏線もちゃんと散りばめられててなかなか小憎らしい感じです。

 

2.5次元としても、最初のキービジュで思ってた以上にみんなめっちゃ二次元で良かった。

太宰のCVがちょいちょいみやのまもる過ぎてビックリしたwww特におちゃらけてる時の声と口調があまりにもアニメそのまんまで、もう寄せてるとかいうより「どっかからマモが声当てているのでは???ほんとにたわだくんの声帯???」って真剣に疑うくらいマモだった。すげーな。

あと敦くんの、ギャグ調の時のシャクトリムシみたいな倒れ方(伝われ)、あれの再現度がすごくて初見腹減ったのとき声出して笑いそうになった。マジでこれ両方観た人に同意を求めたすぎる。これから観る、アニメ知ってる人は是非注目して欲しいポイントです。

 

原作ファンとして気になった点は

●独歩さんの独歩吟客の概要がわかりにくい(本から銃を出す能力みたいに見える)

●樋口さんが異能力者じゃない事がわかりにくい(エンディングのキャラ紹介で一人だけ能力名がなかったので察した人はいるとは思う)

●乱歩さんメインのエピソードがまるっとはしょられている為、彼が実は…の件が一切説明されてない

●賢治くんの異能力がなんか念道力っぽさある(超怪力です)

●中也の能力が名前だけしか出てこなくて詳細不明すぎ、人によっては「めっちゃすごい体術」って思われてそう(これは流れ上しょうがない)

●社長が声しか出てこない(これもまあしょうがない)

こんなところかな?

まあでも本当に気になったのは賢治くんくらいかなあ。独歩吟客の正確な能力内容や乱歩さんの正体(?)や中也さんの能力あたりは、次回作が未発表の状態で今作内でだけの事を考えるとストーリー上説明する必要は特にないので、次回があれば持ち越しという感じであえてわざと説明してない気はします。

 

俳優さんというかキャラクターでいうとですね、乱歩さんが乱歩さんっていうより乱歩ちゃんでハチャメチャに可愛くてどうしようかと思った。もうマジで舞台の一番最初から一番最後まで乱歩ちゃんがかわいい…。最後までチョコたっぷりだよ乱歩ちゃん。お菓子、お菓子をあげたい…乱歩ちゃんはトッポは好きかな…独歩じゃないよ…。褒めてもあげたい…けど私は社長じゃないから喜んでもらえないかなしい…(末期の夢女か)

元々文ストで一番好きなキャラは乱歩さんなんですけど、ビジュアルそんなに似てなかったので、勿論「舞台の乱歩さん」として確実に良い演技をしてくれるだろうという信頼はある俳優くんの一人ですからそういう意味での期待はあったけど私自身の好みという点では正直そんなに期待してなかったんですよね。

でも、もう土下座して謝りたいほどハイパーかわゆすだった…舞台乱歩ちゃんむしろアニメより好みのキャラだった…もう最初から乱歩ちゃんしか目に入らない、乱歩ちゃん次いつ出てくるの;;あっ出てきた乱歩ちゃ〜〜ん!乱歩ちゃん超絶可愛いよ乱歩ちゃん!!(心のキンブレを振る)状態。

なんなら最後の挨拶の時推しくんが近くに立ってたのに一瞬気付かないほどに私完全に乱歩ちゃんしか見てませんでしたからね…何のためのFC最前…ほんとごめん推しくん。

マチネのあとひたすら「ランポチャン……ランポチャンカワイイ…;;」しか言わない壊れたペッパーくんみたいになってた。みんなこの世界一の推理力を誇る幼児を見てくれ…。あと冒頭乱歩ちゃんにいじられる席、あそこに死ぬほど座りたかった…弄られた人めちゃめちゃ羨ましい…;;(最前で贅沢いうな)

 

推しくんの感想はと言うと、もうなんか事前から色んな意味で接待オファー感がすごかったのもあって、出てくるたびにちょっと面白い気持ちになってしまって申し訳ない。

いやビジュアルはめちゃくちゃかっこ良かったし美しかったよ……!あとアクションも相変わらずスーパーかっこいいです。特に蹴りが本当、長年の付き合いのマネさんすら引くほど脚上がる蹴りが最高。OPで出てきた時に客席向いてハイキックするんだけどこれがもう…ウワッて声出そうになるほどかっこいいんだよな。

蹴り技が多いので、繰り出す度に「脚なっげえ!!!!!」って何度もビックリした…いやビックリというと失礼だし身長比率からしたら元々あの人結構脚長いんですけども、それを加味してなお普段以上に脚が長く見えたというか。あの綺麗な蹴りの動きもだけど、衣装のせいかなあ。ピッタリしたストレッチ素材でウェストのラインがはっきり出る服装だったので。あと、足腰の細さのわりにはずいぶんお尻でかいな…ってしみじみと思いました。(変なとこばっかり見てて本当ごめん)

ちなみに例のあのシーンは可愛いというより普通に面白かった。w

キャラとして語るにはまあ今回の中也はサワリだけというか、あまり掘り下げられてないフワッとしたキャラなので…ここに推しくんをキャスティングしたからには絶対に続編やってくれよな!って感じですね。

双黒の共闘舞台で観たいよね!?\みた〜〜い!/(セルフ)

てか普通に中也好きとしても「汚れつちまつた悲しみに」を舞台でちゃんと観たいですし…!ただあれエンディングのキャラ紹介で一人だけ能力名が二行に渡ってるの笑ってしまったし、次回作があったとして今回と同じ演出で異能力発動するなら毎回二行に渡るのかと思うとちょっと面白い。w 

あ、でもギルド編やるなら二人ほど中也より文字数多い人がいるな。

 

 

とにかく笑って泣いて沸いて、久々に手放しでとっても楽しい2.5次元舞台だったし本当観て良かったと思いました!!

いや他の舞台がつまんないって意味ではないんですけど、推しくんが出てるとどうしても推しくんにウェイトを置いてしまいがちなんで。今回推しくんすごくかっこ良かったにも関わらず、良い意味でそういえばこれ推しくんだったな…!ってくらいのレベルであんまり推しくんの存在を意識せずに楽しめたんですよね。みんなキャラが立ってるのと、演出の影響ってやっぱり大きいなあって。

 

 そう言えば、カテコがないんですよねこの舞台。

いやあるっちゃあるけど、本当にレビューのカーテンコールみたいな感じのやつのみで言葉を発しないんですよ。乱歩ちゃんだけは最後に喋ってくれるけど(かわいい)でもあくまで乱歩ちゃんなんだよね。

最後まで全員が全員完全にキャラのまま終わっていくの、初めて見たし新鮮でした。もしかしたら見てない舞台ではあるのかも知れないけど、でも珍しいよね?少なくとも私は観たことも周りで聞いたこともないし「え、マジでこのまま終わり?」って初見ビックリした。何なら推しくんメインで去年最後に観た舞台があの典型的な役者が役者として出てくるカーテンコールから始まるという作品だったせいでw、よけいに不思議な気持ちになって終わった。

普段の感覚で挨拶期待してたのでちょっと拍子抜けというか残念な気持ちもあったんだけど、でもあの最後までキャラ崩さないままで終わるのもあれはあれで、「アニメ(漫画)を原作としたお芝居」というよりもっとはっきりと「アニメ(漫画)の舞台化」って感じでいいなと思いました。ある意味「2.5次元」という言葉の真髄を観たかのような爽快感があった。

横浜楽がどうだったかがわからないけど、もしかして各地楽には挨拶みたいなのはやったのかな?少なくとも、大楽ではさすがにやるだろうと思うんですけどね。

 

 

みんな大好きランダムブロマイド(好きじゃない)の話をすると、まあ例によって人気キャラ×素でレート高めの推しくんコンボで、予想はしてたけど今回ダントツ一番人気でした。検索して血を吐いて死にそうになったんですが、案外引きが良かったので欲しいやつはあっさり揃ったのであった。生きた。

あまり種類がない良心的ランダムだったのもありがたかったです。これマー…やエイ…の舞台だったらまず絶対にmainとanother一緒に混ぜてくるやつですからね(disです)。いざトレーディングしようとしてピンショがそれぞれ1種しかないのマジでびっくりしたもん。

気になったのが、通常ブロanother着物ショットの中也さんの髪がかなり赤っぽかったんだけどあれは色補正のせいなのかな?個人的には中也さんのウィッグが黄色すぎることがわりと不満だったので、本番もこれくらいの色でやってほしかったって思ったんですが。あと中也さんのビジュアルに関してはコートの素材が安っぽいのがどうしても辛かったので、重いと演じにくいのはわかるんですけど次回があればもうちょっと…重そうに見える素材にして欲しい…あと推しくんの顔面が美しすぎてちょっと高貴なイメージが強すぎるので、もうちょっとこうヤンチャっぽい感じが垣間見えるメイクのほうが良かったです(注文が多い)

 

 

なにはともあれ、2018年初観劇とても充実してたので、今年もよい一年になる気がします!