生きてるだけでありがたみ

推しくんがずっと好きな仕事をしていられますように

悩んだら行っとけ!

上半期振り返ると、意外と推しの舞台に全然行ってなかったな…と思う。

 

仕事と別件の趣味がめちゃくちゃ忙しくてことごとく全然予定が合わなかったのが一番大きいのだけど、ここ一年ほどは俳優界隈に出戻ったばかりで2次オタ期間があまりに長かったため、変なこだわりで「原作に思い入れのあまりない舞台に推し目当てで行くこと」にまだ抵抗があったのもある。

行きたいものは色々あったんですけど。

 

元々私自身が2次元寄りの2.5好きなので、そういう客層(原作好きでもないのに俳優目当てで見に来る)が好きではなかったんですよね。とは言えちょっと前に炎上した人みたいにそれを堂々と大声で言う原作ファンにもドン引きするという。はっきり言うと、どっちにリスペクトがないのも嫌いなんです。

原作がある以上原作やそのファンへの敬意は持って欲しいし、持っていたい。

一方で、演じて下さる役者さんのファンの気持ちもわかるし、原作ファンでもないのに来るなって原作厨が上から目線で言うのもどうなの?と。

人気の原作ではこの二層のやりあいが毎回目についてイライラしますけど、実際のところはわざわざ口を開かないだけで純粋な2.5舞台好きってこういう中間層が一番多いのではないかと思うけど、どうなんだろう?

 

まあ自分が少数派か多数派かはどっちでもいいんです。

とにかく私は2.5次元の舞台というのはあくまで「原作ジャンルのメディアミックスのひとつ」として捉えていたから(これは私の2.5情緒を初期のテニミュに育てられたのが大きいと思う)、推しが出ていてもよく知らなかったりそこまでファンじゃない原作の舞台は原作ファンを差し置いてまで行きたいと思わなかったし、逆に推しが出ていなくても好きな原作の舞台は死んでも行きたいと思う方だった。

 

でも結局「板の上で演技をしている推しくん」が好きだから、あとで推しくんのニコ生や雑誌やネットの記事なんかを見たりするとああやっぱあの舞台もこの舞台も見ておきたかったな…って思うし、アーカイブ動画や円盤で見て生で見なかったことを後悔することも多くて。

 

 

何より昨年、私にとって舞台俳優とは別の世界で大事件があり、それによる大きな精神的ショックと心境の変化がここ半年であった。

 

私がずっとずっと大好きで大切でライフワークのような存在だった、そしてこの先もずっとなくなることなくそこにあるし一生好きで居続けるんだと信じきっていたとあるグループが、突然の空中分解の末解散してしまった。

ほとんど茶の間になっていたそのグループの、今となっては最後になってしまったコンサートツアーに急に思い立ってチケかき集めて1ツアーぶりに参戦したのも何かの縁だったのかなと思う。行ってなければきっと一生後悔したまま抱えていただろうし、回復にももっとかかってただろうなと。

それでも回復して完全に受け入れるのに半年くらいはかかったけど、やっと現実を受け止めて我に返った時に、心の底から「今の推しくんたちに対しては、後悔しないようにしたい」と思った。

 

そんな心境の変化があった矢先、推しくんがずっと出ていた、私が原作好きであるにもかかわらず諸事情であえて触れて来なかったシリーズの舞台が今回で最後というお知らせがあった。

すごい心がざわざわして、でも今まで見てこなかった自分に今更行く資格があるのかとも思ったし、同時期に本命舞台が完全にかぶってたのもあって相当悩んだけど。

でも、見ないでする後悔より見てからの後悔でいいんじゃないかと。

私には「今この瞬間に見れるものは二度と帰ってこないのだ」と教えてくれた人たちがいる。この気持ちを無駄にしてはいけない。そう思ったら速攻でチケット手配して、2舞台はしごを決めてた。

今は本当に見て良かったと思う。

 

ちょっと話が逸れた。

 

でもみんな生きた人間なので、歳もとるし、歳をとれば体も壊すし、考え方も変わる。解散や引退ならまだしも、亡くなってしまう人だっている。

義務でも恋愛でもなく純粋に趣味である以上ある程度の取捨選択はして当然だ。個人的には何が何でも全部行く!ってより、趣味としてならそれくらいが健康的だと思う。

でも少なくとも今の私は人に対して「悩むなら行っとけ」と言いたいし、自分にもそう言い聞かせるようになって、色々吹っ切れた。

 

 

そんなわけで今後は推しくんの出るもの中心に原作に拘らず興味ある舞台にはがんがんエントリーしていこうと思ってます。

でも見に行く以上、原作は勉強出来る範囲で勉強して行きたい。

そこは二次オタの矜持みたいなもんです。ただの自己満足だけどね。